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日本が朝鮮や満州を植民地化していったのと同様の他民族支配の正当化を、中国政府が人民網の紙面を使って語っている。ヨーロッパ列強も同じような植民地正当化を語り続け、結局、他民族支配は破綻していった。
ダライが統治していたチベットが封建農奴制時代だったにせよ、そこからの解放はチベット人民の課題であった。フセイン圧制下からイラク人民を解放するのがアメリカではなくイラク人民自身の課題だったのと同じように。
一民族の課題を他民族が代行しても、それは圧政の主人が入れ替わるだけのことである。
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http://j.peopledaily.com.cn/2008/04/01/jp20080401_86157.html
西蔵の歴史はこう主張する(1)苛酷な封建農奴制
西蔵(チベット)の拉薩(ラサ)で発生した極少数の不法分子による暴行・破壊・略奪・放火に対して、偏見を持った海外のメディアと人々は、西蔵の人権状況を、事実を顧みずに非難している。だが西蔵の歴史を振り返れば、ダライが統治していた封建農奴制時代の西蔵で、政治がいかに腐敗し、いかに遅れた生活が送られていたかがわかる。
封建農奴制時代の西蔵では、人口の5%に満たない官僚・貴族・上層寺院が、ほぼ全ての土地・草原・山林と大部分の家畜を所有し、人口の95%以上を占める農奴や奴隷に対して非常に残酷な統治を行っていた。重い労役と厳しい税金のほか、目をつぶしたり手や足を切り落としたりする残酷な刑罰もあった。封建農奴制時代の西蔵において「人権」とはすなわち官僚・貴族・上層の僧侶の人権であり、農奴の持ち主は農奴の賃貸・譲渡・担保化・贈呈をする圧倒的な権力を握っていた。これら血まみれの歴史は、旧時の西蔵における封建農奴制社会の罪悪の本質と劣悪な人権状況を告発し、封建農奴制のもとで多数の農奴が人権を完全に剥奪され世界の最下層として生活していたことを証明している。(編集MA)
写真:両目をつぶされた農奴(左)。民主改革で、農奴主の罪を告発した。農奴主は重い石の帽子を農奴にかぶせ、石でたたくことによって目玉を飛び出させ、さらに刀で目玉をえぐったという。右上は刑罰用のむち、右下は指を挟む刑罰道具。
「人民網日本語版」2008年4月1日