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(回答先: [AML 18703] チベット問題を、なぜ取り組まないのか! 投稿者 gataro 日時 2008 年 3 月 20 日 21:35:47)
http://list.jca.apc.org/public/aml/2008-March/018220.html
[AML 18705] Re: チベット問題を、なぜ取り組まないのか!
とほほ tohoho at t-t-japan.com
2008年 3月 19日 (水) 22:54:50 JST
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amlの皆さんこんにちは とほほです。
in article "[AML 18703] チベット問題を、なぜ取り組まないのか!"
"Kensaku Kawauchi" wrote:
> チベット問題が重大化しています。世界の市民が、中国政府に非難の声を挙げてい
>ます。ところが、日本では、なぜかチベット問題を、多くの平和運動団体がとりあげ
>ようとしていません。全労連、日本平和委員会、憲法会議、自由法曹団、連合、全労
>協、原水協、原水禁、許すな!憲法改悪市民連絡会、9条の会、ピースボート、平和
>フォーラム、ピープルズプラン研究所、という日本の平和運動の代表的な13のサイト
>を見ても、現時点では、そのホームページの1頁目にチベットのチの字もありませ
>ん。各団体には各団体の複雑な事情があると思いますが、これでは、日本の市民や世
>界の市民から、日本の平和運動団体が厳しい批判を受けることになるのではないかと
>憂慮されます。
簡単な話ですよ。
チベット問題を初めとした民族紛争問題はロシアや中東アフリカを初めとして重大な人権侵害問題として存在してます。が、しかしチベットに関しては信頼できる情報はアムネスティーの報告だけです。
その内容に関しては未知な部分が多い、あいまいな情報では重大な人権侵害が進行していると言う情報もありますが根拠がまるで不安定です。情報によってはダライラマと言う宗教国家復活を目指す勢力の扇動であるとの情報もあります。
言っておきますが宗教国家は決して民主国家でも民族自決国家でもないのですよ、
タリバン政権を見ていた人々には良くわかることです。
だからと言って放置するわけには行かないだろう、と言う主張には説得力がありますが日本の平和運動が中国の内政問題ともとれる状況であるとすればに安易に介入できないのはソ連邦崩壊・ベルリンの壁崩壊以降、中華人民共和国が日本国政府の仮想敵国になっているからです。仮想敵国であるだけにチベット問題が戦争をしたい勢力に利用されていることもまた現実なのです。
日本政府が中国を仮想として扱っている限り日本の平和運動がチベット問題に慎重になるのは仕方のないことであり、日本国内にはチベット問題に負けず劣らず重大な人権問題が民族問題が山積しているからです。
チベット問題を日本の平和運動が取り上げるには、もっと多くの確実な情報が必要です。チベットの民族自決問題としてチベットに同情的な論調ではありますが、チベットは元々は宗教拷問国家チベット政府自体がチベット民族を抑圧していたとする見方もできます、下手な介入はアメリカの独りよがりな人権主義・民主主義によるタリバン台頭やその他もろもろの混乱を引き起こす必要さえあります。
日本政府がチベット問題について真相を解明し国連活動の中で解決を目指すような形で介入していくしかないです。そしてそれを日本の平和団体とか他者に求めること自体がおかしな話です。チベットに問題性を感じる方はアムネスティーの活動に協力し、そして確実な情報を国内配信するようにその方々が取り組んでいくべきでしょう。
日本の平和運動がチベット問題に介入するためにやるべきことは日本政府にまずは中国に対する仮想敵国扱いをやめさせること、そして自らが行った中国大陸に対する想像を絶する規模の人権侵害について真摯に対応させることができた後の話です。
しかし、天安門や先だってのデモ弾圧脱北者弾圧と言ったはっきりとした人権侵害の事実を確認できた場合には日本の平和運動は堂々と中国政府を批判してますよ。
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AMLには他にもいくつかのレス通信が寄せられている。参照したい場合はこちらへ ⇒
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http://list.jca.apc.org/public/aml/