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4月の総選挙を控え、各党の「公認候補選び」は決まったものの、政界はますます混迷を極めている。14日、与党ハンナラ党は、朴槿恵(パク・グンヘ)元代表側が自派現役議員の公認候補脱落に強く反発し、集団離党の動きを見せた。野党統合民主党も公認候補に選ばれなかった李仁済(イ・インジェ)議員と全羅道(チョンラド)地域の議員らが離党を準備している。
朴元代表は同日、李ジョンヒョン広報特補を通じ、「私的な感情を持って不公平に公認候補選びを行った」とし、強く非難した。
前日、慶尚道(キョンサンド)地域の公認候補選びで脱落が決まった朴元代表側の金武星(キム・ムソン)最高委員は同日、記者会見を開き、離党を宣言した。金委員は、「(李明博大統領の側近である)李在五(イ・ジェオ、元最高委員)と李方鎬(イ・バンホ、事務総長)が改革を振りかざして、『朴槿恵殺し』をしており、党権掌握の大きな邪魔者である私を追い出そうとしている」とし、「私は心は党に置きながらも、体は去って行く」と述べた。
公認候補選びで脱落した朴元代表側の議員ら約10名は同日、昼食会を兼ねた会合を開き、離党の後、未来韓国党または自由先進党と連帯して出馬する方策について話し合った。
ハンナラ党は同日、最高委員会を開き、公認候補審査委員会が決定した公認候補内定者118名のうち、犯罪の履歴があったり公認候補選びの決定を不服として離党した前歴のある8名に対しては承認を保留し、110名は公認候補として確定した。
承認が見送られた内定者は、アン・ビョンヨン(ソウルー恩平甲)、朴サンウン(仁川―中・東・壅津)、李ハクジェ(仁川―西・江華甲)、金テクギ(江原―太白・寧越・平昌・旌善)、金ビョンイル(忠北―清州・興徳甲)、ユン・ジョンナム(忠南―天安甲)、金ホヨン(忠南―天安乙)、チョン・ジェハク(京畿―光明甲)候補などだ。
前日、公認候補審査委員会の慶尚道地域の公認候補審査結果は原案通り受け入れられた。これで、ハンナラ党は245の選挙区の中で216ヵ所の候補を確定した。
民主党の李仁済議員は同日、国会の議員会館で会見し、「今回の公認候補選びは、私を追い出したとしか考えようがない。再び、荒野に独りで立って、私の同士たち、そして私を育てた有権者の考えを聞いて将来を決める」と述べた。
李議員はまた、度重なる離党が脱落の理由になったという指摘に対し、「これまで中途改革主義の路線に徹してきた」と反論した。
この他、公認候補選びで脱落した李根植(イ・グンシク)議員(ソウル―松坡丙)が同日、党に離党届けを提出し、全羅南道(チョンラナムド)の申仲植(シン・ジュンシク、全南―高興・宝城)、李相烈(イ・サンヨル、木浦)、蔡日炳(チェ・イルビョン、海南・莞島・珍島)議員ら、全羅道地域の脱落者らも同日、仮称「民主平和連帯」という会を立ち上げることにした。
http://japan.donga.com/srv/service.php3?bicode=050000&biid=2008031525118