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中国人技能実習生に長時間の残業をさせ、法定の割増賃金を支払っていなかったなどとして、和歌山労働基準監督署は4日、労基法違反の疑いで、縫製業「佐賀ニット」(和歌山県紀の川市)経営古野太久磨(62)、共同経営者の妻秀世(57)の両容疑者を逮捕した。
同労基署によると、外国人技能実習生に対する長時間労働、割増賃金不払い容疑での逮捕は全国初。
古野容疑者は全面的に否認、秀世容疑者は「全部自分がやった」と話しているという。
調べによると、2人は技能実習生の中国人女性2人に対し、昨年1月20日から同10月19日までの間、労使協定を大幅に超える時間外労働、休日労働に従事させた上、法定の割増賃金を払わなかった疑い。2人の残業代は時間当たりわずか200円で、被害総額は2人合わせ約200万円に上るという。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008030401043