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中国人が「最も嫌いな国」は、日本ではなくなった!
最近(昨年12月ですが)中国のネットアンケートで、日本が好きな国の第3位になったことと、また、嫌いな国では、意外にも第1位ではなかったという話が報道(北京12月10日時事)されましたので、その情報元のネットを検索してみました。
中国の「天涯コミュニティー」というネットが中国人に隣国の印象について行ったアンケートで、以下のような結果が出ました。
●質問1:
中国の20の隣国の内、行ったことがある国は?(合計19,682票)
第1位:どこも行ったことがない:6,223票(31.6%)
第2位:マレーシア:2,037票(10.3%)
第3位:日本:1,453票(7.4%)
●質問2:
中国の20の隣国の内、最も好きな国は?
第1位:パキスタン:2,944票(28%)
第2位:ロシア:1,572票(15%)
第3位:日本:1,421票(13.5%)
●質問3:
中国の20の隣国の内、最も嫌いな国は?
第1位:韓国:4,215票(40.3%)
第2位:日本:3,147票(30.1%)
第3位:インドネシア:1,957票(18.7%)
私は、日本が嫌いな国の1番手に来るものと思っていましたが、1番は韓国でした。確かに、何度か中国人のビジネスマンから韓国人ビジネスマンに対する不信感を聞いたことがあります。私は、個別の事例かと思っていましたが、印象は相当悪いようです。
【決断は遅いが約束は守ってくれる日本人】
このアンケートにからんで投稿された中国人の意見のうち、面白かったものを並べてみます。このほかにも、当然、特に歴史問題に関して、多くの日本に対する激しい恨みの言葉もありました。とはいえ、私にとって慰めになったのは、中国人が日本人を嫌いな理由のほとんどは両国の歴史に由来するもので、日本人の素養や信用に関する疑念はほとんど見当たらなかったということです。
もちろん長期的な視点から見れば歴史問題は重要ですが、2国間の歴史認識はもともとそう簡単に共感できるものではありません。まずは現在の日本人に対して悪い印象がなければ、将来的にはその感情が緩和されることも期待できるわけです。
中国人の日本に対する感情の変化は、これまで中国でだまされることはあっても、コツコツと信頼を積み上げてきた日本のビジネスマンの汗と涙の結晶といえる面もあるかもしれません。これは私が実際に中国で中国企業とビジネスの話をするときにも感じていることですが、日本企業は決断が遅いけれど、いったん契約すれば契約はしっかり守る、順法意識も強い、といったような認識を持っている中国人は多いように感じます。こうした評価が定着していることに対して、我々日本のビジネスマンは誇りを持っていいのだと思います。
●投稿1:
日本に対する感覚はとても矛盾している。歴史的な原因からすれば恨んでもいるし、また、一方で日本から学ぶべき点が多いのも確かである。彼らからは多くの点において我々が学ぶべきところがある。資源が少なく狭い国土、密集した人口など多くの先天的に不利な条件を克服して1、2位を争う先進国になったのは偶然ではない。日本は一方で憎くもあり、一方で我々が学ぶべき多くの優秀な点を持っている。
現在、韓国は尊敬できない。何の文化的な蘊蓄もなく、歴史的には中国と日本の影響をうんと受けているにも拘わらず、民族性ばかり強いようで、実はたいした実力もない。そのくせに自尊心ばかり強い。だから、韓国は大嫌いだ。日本と比べても、今となっては韓国に対して反感が強い。韓国文化は中国と日本の影が多いにも拘わらず、盲目的にお高くとまっている印象だ。
→(筆者コメント):
日本に関してはありがたい評価ですけど、一方、中国の現政権の模範解答みたいな感じもします。韓国に関しては、そこまで言うかといった感じです。私は韓国の方と普段お付き合いがあまりありませんので何とも言えまえませんが、韓国の方もネット上の書き込みとはいえ、そのような意見が多くよせられていることについては、一度お考えになってみてもいいのかもしれません。
●投稿2:
日本が一番好き。理由:高い国民の品格、環境保護、ハイテク、文化同源。でも、歴史と領土の問題では要注意。韓国が一番嫌い。理由:傲慢で無知な国民、文化略奪、何の道理もない領土争い、品質劣悪で高い製品、信用のないビジネスマン、枚挙にいとまがない。
→(筆者コメント):
「品格」と訳した元の中国語「素質」です。その人の本質的な性質という意味です。その他は、上記同様です。
●投稿3:
日本に行ったことがある。日本が割合好きだ。良い教育、個人の品格、町じゅうの美女(彼女たちはみなおしゃれが上手で冬でもスカートをはいている)、街角には泥棒がいない、一所懸命働く、比較的平均的な収入、よい社会保障、病院は60歳の老人ばかり(彼らの医療費はタダ)、面白テレビドラマ、アニメ、ハイテク、いいアダルトビデオ、などなど我々が学ぶべき点は一杯だ。中国はいつになったらこのようなレベルに達するのだろうか。
→(筆者コメント):
日本女性のスカート、アニメ、アダルトビデオは日中友好に貢献しているようです。
●投稿4:
肝心な問題は、日本に対する嫌悪感はある時のある組織の世論の誘導の結果であり、韓国に対する嫌悪感は、多くのネット人口が韓国の本当の姿を看破し、韓国の悪行を知ってしまった結果の自発的なものである。国内のある不良メディアはいまだに韓国のためにお化粧をして、気持ちの悪い韓流の片棒を担いている。一体韓国のPR会社からいくら稼いだのか。
→(筆者コメント):
反日は、やはり誘導している組織があったのか。
【中国の若者が夢中になる日本アニメと日本人アイドル】
もうひとつ昨年1月16日ですが、これも時事の情報で、上海労働報の記事で5割の高校生が外国人になりたいと思っているという話があります。
上海市教育委員会が市内の中学生、高校生に「国籍を選べるとしたらどこの国にするか」というアンケートをしました。これについても、日本は意外と健闘しております。
1. 中国の中学生が選びたい国籍
(1) 中国人:59%
(2) 米国人:13.1%
(3) 日本人:6.8%
2. 中国の高校生が選びたい国籍
(1) 中国人:未公表(相当少なかったのか?)
(2) 米国人:36.9%
(3) 日本人:14.9%
3. 中国の父母が選びたい国籍
(1) 本人:33.3%が米国籍を取りたい。
(2) 子供について:37.9%が米国籍を取ることを勧める。
おそらく一般的な経済大国、技術大国という印象のほかに、日本のアニメやアイドルの影響が大きいと思います。先日も、重慶の友人のお宅を訪問し、中学生のお子さんの部屋を見せてもらったら、日本のアニメで一杯でした。お父さんによると、息子さんはもともと日本のアニメファンであるが、日本に旅行に連れて行ってから、すっかり日本のファンになってしまったと話してくれました。
また、昨年浜崎あゆみさんの上海コンサートに行ってきましたが、熱狂的なファンの多いことに驚きました。みんな日本語で合唱しておりました。若者には、難しい歴史を語るよりまずは文化交流が一番のようです。それにしても、中国も自国の若者に自分の国を投票してもらえないといけませんね。ところで日本の若者はどうでしょうか。