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【社説】親北勢力はもはや左派を名乗る資格なし(上) | Chosun Online | 朝鮮日報
民主労働党のシム・サンジョン前非常対策委員会代表が離党し、進歩新党の結党を宣言した。シム前代表は「民主労働党の過ちに対する反省や省察を経て、進歩政治の本道を目指す」と語った。こうして民主労働党の「非常事態」を打開しようとして立ち上がった非常対策委員会の代表が、同党を後にすることになった。そして今や民主労働党は親北朝鮮路線、北朝鮮追従路線のNL(民族解放)派だけが残る、親北朝鮮勢力の集合体と化してしまった。
世界中には数多くの左派政党が存在しているが、今でも北朝鮮の体制を支持する勢力など、北朝鮮と似たような長期独裁政権が国民を飢えさせている、ごく限られた国や地域にしか存在しない。
西欧の左派政党は1980年代にはすでに北朝鮮の体制に背を向けていた。しかも西欧の左派政党や進歩的知識人は、右派政党や保守的知識人以上に北朝鮮に対して批判的だ。フランスの左派新聞「リベラシオン」は北朝鮮批判の先陣を切ってきた。
また日本共産党は1960年代に北朝鮮の主体思想を批判し、北朝鮮が大韓航空機爆破事件を引き起こした際には、北朝鮮の国家犯罪であるとして公然と非難した。各国の左派勢力は、人民のための体制を掲げる北朝鮮が、裁判もなしに国民を銃殺し、党幹部らがノルウェー産のロブスターに舌鼓を打ちながら国民を飢え死にさせているのを見て、社会主義の風上にも置けないとし、北朝鮮を完全に見切ったのだ。
http://www.chosunonline.com/article/20080219000035
【社説】親北勢力はもはや左派を名乗る資格なし(下) | Chosun Online | 朝鮮日報
20世紀以降、世界各地に社会主義政権が誕生したが、独裁者が自らの息子に権力を世襲させた例はなかった。社会主義を掲げる国で、そうした世襲が行われたのは北朝鮮が初めてだ。フランス社会党に所属していた故ミッテラン元大統領も、大統領就任前に北朝鮮を訪問して実情を目の当たりにして以来、北朝鮮を遠ざけるようになった。
ところが北朝鮮の実情を最も早く、正確に把握できる立場にあるはずの大韓民国の左派政党、民主労働党は、北朝鮮体制を支持するばかりか、北朝鮮による核開発をも弁護している。北朝鮮の朝鮮労働党が権力の世襲を認める世界で唯一の左派政党なら、韓国の民主労働党はそんな北朝鮮を支持するほぼ唯一の左派政党だ。そんな人々が、選挙になると国民に支持を訴えるのだから、これはもう喜劇としかいいようがない。そんな喜劇的な構図が、民主労働党を今の悲劇的な状況に追い込んだのだ。
かつて西欧にはソ連や東欧における人権問題に沈黙を守った「冷戦下型」の左派政党が存在していたが、結局はみな歴史の流れの中で淘汰(とうた)された。今回の新党結成により民主労働党と決別しようとしている勢力が、北朝鮮を支持し、北朝鮮に追従している人々から左派の看板を取り返し、左派本来の姿を取り戻さなければ、近い将来にこの地から左派・進歩勢力そのものが消滅してしまうことだろう。
http://www.chosunonline.com/article/20080219000036
※コメント:
日本にも、数年前の拉致フィーバーまで北朝鮮支持の政党があったような気がするが、それはナイショだ。