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超党派訪韓団のご報告
昨日、おとといの2日間、連休を利用してソウルに行ってきました。そして、李明博(イ・ミョンパク)次期大統領と小一時間、我々グループで話し合いをしました。
なかなか魅力的な、そして庶民的でエネルギッシュな、明るいいい大統領が生まれたなという感じがしました。
ソウルで韓国の主要メディアの幹部、論説委員長などなどベテラン記者の人たちに会いましたが、「李明博氏が当選してから、韓国の社会が何か明るく希望に満ちたような感じがしている」と言っていました。
だから、私は李明博さんに「そういう評判だが、あなたは予算をまだひとつも使わないうちに世の中を明るくしたのだから、相当なものですね」と言ったら、喜んでいました。
今度の代表団は、私、山崎拓さんは自民党で8名、そして仙谷さん、枝野さん、小沢鋭仁さんなど民主党が5人、公明党から東副委員長をはじめ3人、そして社民党から辻元清美さん。合計17人のメンバーでした。
私が大統領に、「今度の17人は超党派なんだけれども、お互いに直感的に声をかけあって構成されました。別に理論闘争をして基準を決めて団を構成したわけではありません」と言いました。
「ただ、ひとつは我々は外交はできるだけ水際まで一致して、国内では余り別れないほうがいいと思っているけれども、どうしてもどこの国でもどの時代でも、外交についてはそれぞれ大論争があります。敢えてこの団の共通項といえば、第一は、日本にとってアメリカとの外交はもっとも大事であるけれども、それと同じようにアジアの国々、特に近隣の中国・韓国との関係を大切にするべきだという、そういう視点の置き方を共通にしているメンバーです。」と。
それからもうひとつ、外交をやっていくときには、いたずらに狭いナショナリズムを振りかざさないようにしなければいけない。それを、強く強くナショナリズムを出していくと、国内をまとめるのはうまくいくけれども、逆にあとでそれが自分たちの国に戻ってきて大きな災いをもたらすことが多い。だから、ナショナリズムを過大に強調して外交をすることはしない、というのが我々の共通項であるように思う」と言いました。
これに対して、イミョンパク新大統領は
「ボギチョッタ。(超党派というのは、いい光景ですね)、自分もできるだけ未来志向で、あまり刺激的なことは言わないように今後もしていきたいと思う。そして日本もそうしていただければ」ということを言っていました。
売り言葉に買い言葉、そういう関係が悪くなった小泉、安倍時代を経て、今、福田政権で落ち着いた日韓関係、成熟した日韓関係を追求できるような時代になってきたし、そういうときに、大阪生まれのいい大統領が韓国に出現したんだなという思いで帰ってきました。
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なかなか超党派でやって面白かったのですが、10日、11日というのは韓国のお正月シーズン、敢えていえば日本の1月3日と4日に行ったという感じで、どこの店も開いていません。どこのお料理やさんもカラオケ屋さんもやっていないという状況なものですから、一流ホテルの中で、次から次へと会談し、そしてそこで食事をとるという2日間でした。
4回食事したのですが、ハッと気づいてみたら、キムチを1回も食べてない。ナムルもひとつも食べてない。中国・中国・韓国・日本食という4日間、4食だったので、帰国間際、みんな「これじゃ心残りで日本に帰れない」と言って、やっと開き始めたミョンドンという日本でいうと渋谷のセンター街のようなところですが、そこに駆け込んで行って11人でキムチチゲといろんなナムル、チジミとか、もちろんたっぷりキムチを食べまして、そしてお酒も飲んで、うぉう〜!とみんなで満足して飛行機に乗りました。
11人で食べて、そして総額で日本円で2万円だったので、まだまだ物価が安いし、いい店に偶然だけど飛び込んだなと、そんな満足感をもって、そうだ、日本に帰ったらまたみんなでキムチとビールで旅行の反省会をしよう、そのときにみんなで撮った写真を交換し合おう、そんなことを言いながらソウルから帰ってきました。
http://www.katokoichi.org/videomsg/2008/080215_1.html
南大門炎上のニュースに寄せて
(訪韓中)我々が止まっていたロッテホテルの600m先くらいに南大門というのがあります。そこが火事になりました。 南大門は、韓国の国宝指定第一号の韓国人にとっては大変重要な建物であります。
まあ言うなれば、日本の法隆寺が焼けたようなものですが、でも考えてみれば、石造りの台とはいえ、その周辺は銀座通りみたいになってまして、その上にある2階、3階の建物……600年の歴史だそうですが、灰燼と化してしまいました。
考えてみれば、そういうところに浮浪者が自由に出入りして、ライターを自由に使えるというのも、かなり自由な国宝管理だなぁ、日本だったら絶対に立ち入り禁止になってたんじゃないかなと思いました。近々また修理修復するそうですが、早くソウルおよび韓国国民の心の支えのようなあの文化財が修復されることを願っています。
韓国旅行の報告でした。
http://www.katokoichi.org/videomsg/2008/080215_2.html