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民主労総の政治方針に制動、「多様な労働者政治運動勢力を尊重せよ」
事務金融連盟政治委員会、「民主労総の政治方針を撤回しなければ全員民主労働党を離党」
民主労働党の分党が現実になっているなか、民主労総がこれまでの政治方針に してきた『民主労働党に対する排他的支持』を再考せよという公式な問題提起 が始まった。
事務金融連盟政治委員会は昨日(2月12日)の会議でこれまで民主労総の政治方針 として決定した民主労働党の排他的支持を『撤回』することに決め、政治委員 の全員一致で「民主労総が排他的支持方針を撤回しなければ連盟政治委員全員 が民主労働党を離党する」と宣言した。
今回の決定は、民主労総傘下の連盟政治委員会の中で初の決定で、特に『集団 離党』を背水の陣として民主労働党排他的支持をめぐる民主労総内部で大きな 議論が予告される。事務金融連盟政治委員会の決定は、今後の事務金融連盟内 の議論、議決構造である中央委員会と代議員大会を経て最終的に完成される予 定で、民主労総にも公式の議論を要請する計画だ。
これに対して事務金融連盟のイ・ドゥホン政治委員長は、「現在民主労働党で 起きている分党事態などとは別に、民主労総内の多様な政治的立場を尊重しな ければならないという意味」とし「進歩的価値を指向する多様な労働者政治運 動勢力(政党、団体、個人)が前に立ち、労働者政治勢力化に服務しなければな らないという決定だ」と説明した。
民主労総の民主労働党排他的支持、『撤回要求』洪水か
民主労働党の分党が現実化した1月末、民主労総の李錫行委員長が記者会見で 「民主労総は、いかなる場合でも民主労働党を通して4月の総選挙で最善を尽く す。労働者政治勢力化も民主労働党を通して実現させていく」と話すなど民主 労働党の団結と排他的支持方針を確認していた。
イ・ドゥホン政治委員長は「民主労総はこれまでさまざまな議論の中で、民主 労働党を牽引するというより特定の立場を強要してきた」とし「民主労総が、 きちんと労働者の政治勢力化をするためには、特定の政治的立場を強要するの ではなくさまざまな立場で議論できるように空間を開かなければならない」と 明らかにした。
一方、こうした民主労総の政治方針は、これまで批判の対象になり続けていた。
前回の民主労総指導部選挙でも、排他的支持撤回は候補の主要公約として提出 され、大統領選挙前の昨年5月、金属労組現代自動車支部政治委員会は「ただ機 械的な賛成を強要される状況で、従来の政治方針に固執し続ければさらに労働 者階級の投票組織は不可能」とし、民主労働党排他的支持の再考を要求した。
http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/knews/00_2008/1202948745294Staff
※コメント:
民主労総は、韓国最大の労働組合であり、民主労働党の最大支持基盤。
民主労総が、支持を撤回する方針になったら、民主労働党にカンペキな「トドメ」となる。
他に、韓国労総という巨大労働組合があるが、ハンナラ党支持に転向しているため、期待できない。