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サムスングループの秘密資金疑惑を捜査する特別検事チームは14日から2日間、李健熙会長の執務室と自宅、ソウルのサムスン本社内にあるサムスン戦略企画室事務室、李在鎔サムスン電子専務事務室などグループ中枢部を家宅捜索した。この捜索で、書類やメモ帳、電子メール、パソコンの記録などを確保、精密分析に着手した。
サムスン側もこうしたことを見越していたようで、押収物の分析から成果を期待できるかはまだ未知数。まず、特別検査チームは「裏金の隠し先」とされていたサムスン本社27階の「秘密金庫」の確認には失敗したようだという。
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秘密金庫はグループ法務チーム長だった金勇チョル弁護士が存在に触れたもの。
27階の戦略企画室財務チーム管財担当役員の事務室に壁に偽装された秘密金庫があり、その中にはサムスンが系列会社ごとに割り当てて作った裏金を現金や有価証券の形で保管しているというのが金弁護士の主張。特検チームの関係者は、「もし以前に存在していたなら、これまでの間に模様替えなどでなくしたかもしれない。事務室の間取りも昔とは違っている」と語った。同会長の執務室からもこれといった成果はなかったという。
しかし大検察庁の中央捜査部の2003年不法大統領選資金の捜査当時、サムスン構造調整本部の金仁宙副社長(現・戦略企画室社長)がサムスン本社に同会長の個人財産を管理する金庫があるとの趣旨の供述をしていたことが確認された。
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特検チームは押収物の分析で、不法な世襲方法にグループぐるみの企みがあったのか、同会長の指示があったのかなどを明かす証拠物や職務とのかかわりなどを証明するのに注力する考え。
また、検察特別捜査監察本部がある程度の成果を上げた口座追跡をもとに、連結口座の追跡も一緒に行っている。裏金作りの規模がある程度把握すれば、系列会社に対するさらなる家宅捜索を行い、経営権承継や裏金作りと関連する証拠物確保作業を行うとみられる。
特検チームは17日、サムスングループ秘書室財務チームに所属していた成映穆・新羅ホテル社長を呼んで取り調べるという。同社長に続き家宅捜索の対象である戦略企画室財務チームのチェ社長や金次長などの実務者と田溶〓チェ・ガンへ副社長など実務責任者らも事情聴取されるとみられる。
李会長一家の美術品購入に関する疑惑については、購入を代行していた人とされるソミギャラリーのホン・ソンウォン代表と裏金対策資料が机の引き出しから出たサムスン証券の監査チーム長も事情聴取の対象となった。
特検チームが15日にサムスン本社25階の李在鎔サムスン電子専務事務室も家宅捜索したことから、当初の告発対象でなかった李専務も事情聴取される可能性は排除できない。この事件の中心となる被告発人の李鶴洙副会長と金仁宙社長、「捜査の争点」ともいえる李会長と李専務に対する取り調べはこれらの捜査の進み具合によって決まるとみられている。
http://www.sjchp.co.kr/koreanews/koreatis_view.htm?num=6115&date=2008%94N01%8C%8E18%93%FA(%8B%E0)