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民主労働党「分党」の方程式
「仲間割れ」が激化、内容はさらに急進的に
キム・サムグォン記者 quanny@jinbo.net / 2007年12月31日13時46分
民主労働党の憂いが濃くなっている。民主労働党内部の古い対立が大統領選挙 惨敗の後に激化し、爆発直前にまでいっている。一方からは分党の話さえ出さ れ、もう一方からは「戦争のために分党は共倒れ」と例の団結論を主張してい る。
民主労働党は12月29日に中央委員会を開いて「シム・サンジョン カード」で危 機に瀕している党の収拾を試みた。しかしこれも簡単ではなかった。平等派側 は事実上、「全権委任」と「従北主義清算」を要求したが、党権を掌握し、 「従北」の疑いから自由でない自主派としては当初からこのような要求条件を 受け入れることはできないものだった。
党の危機が最高潮に達した状況で、大統領選挙惨敗以後、内外の矢は多数派で ある自主派を狙っているため、彼らが退いて縫合局面に入るという平等派側の 期待混じりの観測もあった。しかし自主派は期待のとおりには動かなかった。
彼らとしては既得権を捨てることも、従北主義清算を受け入れることで彼らの アイデンティティを自己否定することもやさしいものではなかった。むしろ、 自主派は「党に従北主義はない」、「平等派が多数派の時は覇権主義がなかっ か」と対抗した。
新しくない民主労働党の「反進歩的」な動き
分党論が表面化したのは最近だが、すでに民主労働党分党のシグナルはあちこ ちで感知されていた。党内の平等派の一部では「党を掌握するか、でなければ 私たちが出て行くか、どちらかだ」という意見は散発的に出ていた。また、党 の進路に疑いを感じる党員の個別の離党もまた加速している。去年の11月から 民主労働党は創党以来初めて、入党者よりも脱党者が多い党員減少現象が発生 し始めている。
現在、平等派の一部は分党論の根拠として自主派の従北主義と覇権主義を主な 理由としている。党権を掌握した自主派の影響が一方的に反映され、北朝鮮の 核問題などで従北的、民族至上主義的な態度をとり続け、進歩政党としての立 場を堅持できなかったという。
北核実験で朝鮮半島の危機が高まった2006年10月、民主労働党の一部では自主 派を中心とした自主的核武装論まで飛び出してきた。また2005年に独島領有権 問題が問題になった時、党は「独島開発と軍隊駐留」という公式声明を発表し た。これは「自主」という美名の下にかくされた民主労働党自主派の民族至上 主義的な容貌を遺憾なく表わす象徴的な事件だった。
これ以外にも「同性愛は資本主義の跛行的現象」という政策委議長の発言と、 大統領選挙期間中の「韓国労総謝罪」事件など、進歩政党としてのアイデンティ ティを疑わせるような議論が絶えず提起されてきた。
一方、自主派の覇権主義的な態度について、チョ・スンス前議員(現進歩政治研 究所所長)は「党内多数派を占めるために、ある地域ではそこに住んでいない大 学生まで転入させ、代議員に選出する組織掌握の行動を取った」と批判した。
従北主義のために分党?
党の「反進歩的」な動きに対する平等派内部の不満はいつよりも高いが、すぐ 分党にまで行くのかどうかは未知数だ。
まず分党を主張する人々が打ち出す従北主義、そして覇権主義だけでは政治的 な名分が足りないという指摘だ。今や従北主義論争には大っぴらに火がついた が、創党後これまで労働運動中心の平等派と、統一を強調する自主派間の対立は 絶えず続いてきた。
民主労働党はこのように水と油のような二つの勢力が同衾することに合意して 創党された。路線上の差異にもかかわらず、二つの陣営が共存するのは、いわ ゆる創党精神というものだった。
そのため今になって「従北主義が問題だから分党すべき」だというのは、「従 北主義は初めからあったのに、なぜ同衾したのか」という批判に直面する。こ れは平等派が自己反省なく従北主義を掲げた分党を困難にする部分だ。
また平等派が自主派の従北的、民族至上主義的な傾向を政治力で制御できない 彼らの政治的無能をまず反省しろという指摘もある。対北朝鮮問題がそうだと しても、非正規職問題などの民生懸案について政治的名分があれば、なぜこれ をきちんと貫徹させられなかったのかという批判だ。
労働運動陣営の一角で解体の対象とまで議論される韓国労総との政策連帯推進 を、単に自主派の影響で始まったハプニングとだけ言えるだろうか。2006年の 前半の国民年金改正局面で、基礎年金を推進するためにハンナラ党と手を握り、 裏切られたことを自主派のせいとだけは言えないのではないのか。
平等派が彼らの政治力の不在に対する問題を、自主派の覇権主義に還元させた という批判から自由でありえるのかは疑問だ。
「分党の時ではない」.. 現実論も
一方、分党論が高まってはいるが、平等派の内部には党残留と内部からの革新 を主張する声も少なくない。民主労働党の危機を収拾する解決者と見なされる シム・サンジョン議員も「今の時点で分党に言及することは不適切」とし「党 内でもっと誠実な実践と努力の過程がなければならない」とチョ・スンス前議 員などが提起している分党の主張とは一線を画している。
残留を主張する人々には、分党の名分も名分だが、現実論が求心力として作用 する。今は危機に直面しているが、とにかく民主労働党は院内に進出した唯一 の進歩政党だ。また、党権からは疎外されていても、やはり平等派は半分に近 い党員の高い支持を受けている一軸だ。その上、平等派はシム・サンジョン、 ノ・フェチャン等に代表されるスター議員まで輩出している。
こうした状況で、党を割ってゼロからやり直すのは危険負担が大きくならざる をえない。さらにシム・サンジョン議員のように党内で一定の地位を持つスター 級の政派首長が「分党」に転回するのは一層容易ではないと見られる。
そのため民主労働党の分党は、党内の平等派と次を狙う勢力の裏付けがなけれ ば不可能だという観測も出されている。いわゆる汎左派勢力結集による左派新 党創党のイメージが、汎左派陣営内部で一定程度共有されない以上,党内平等 派が「苦難の行軍」を敢行することはないという指摘だ。
民主労働党の外郭には、大衆にはあまり知られていないが、いくつかの左派政 治組織がある。院内に進出していない韓国社会党もあり、労働者の力をはじめ とする多くの左派政治組織もある。しかし彼らは散開しており、同じであって も異なる要素を持っている。特に政党建設への認識の差は顕著だ。
民労平等派、党外郭左派勢力との共感は形成されか
党内平等派が党外郭の韓国社会党と労働者の力などの左派勢力と「大事」を企 てるのは、「従北主義」勢力と同衾するよりも容易ではないという指摘が優勢 だが、他の意見もある。
現在、民主労働党内で提起されている分党論に関して、韓国社会党のチェ・グァ ンウン前スポークスマンは個人の意見だと前提した上で「分党シナリオに焦点 が合わされているが、もっと大きな視野からの検討が不足しているようだ」と し「(民主労働党平等派の)進歩陣営全体の革新に対する構想がもっと明瞭にな るといい」と語った。
それと共に彼は「単純に勢力を分かつのではなく、プログラムと内容を中心に した連合なら十分に議論することができる」と、いわゆる左派連合の可能性を 残した。
チェ前スポークスマンは特に、左派連合の議論について「すぐ組織党員の公式 な議論にするのは難しい点があり、速度も遅い」とし「とにかく議論の端緒を 用意するために、党内の個人を中心としたフォーラム形式の集いを1月初めから 稼動させたい」と語った。
また彼は「進歩政治研究所のチョ・スンス所長とキム・ヒョンタク前スポーク スマンなどとの会合も早い進め、議論の端緒をひらく計画」と付け加えた。
もし左派新党創党で党内外の左派勢力が共集合を形成すれば、民主労働党の分 党議論は今までとは全く異なる局面に展開する余地もある。
「中はシベリア、出ればもっと寒い」、平等派の選択は?
2007年3月、ソン・ハッキュ前知事がハンナラ党を離党した時に、李明博大統領 当選者は「中にいてもシベリアだが、外に出て行くともっと寒い」と一喝した。
現在、党内の平等派が置かれている状況もまさにそうだ。平等派のある関係者 は「分党論が強いが、分党後のイメージが描かれない状況で簡単に分党が表面 化できるのかを判断するのはまだ早い」とし「もし党外の左派勢力と合意でき れば、むしろ分党が急速に進むかも知れないが、そうでなければ(分党は)現実 的に難しいのではないか」と話した。
ソン・ハッキュ前知事にラブコールを送り続けた汎与党圏は、ソン前知事が離 党すると両手を挙げて歓迎した。党外に「秘密の丘」があったことがソン前知 事の離党の決心に大きな影響を及ぼしたということは自明だ。
もちろんどちらの「シベリア」を切り開くかは、民主労働党平等派の主体的な 意志にかかっている。しかし民主労働党の分党は、ソン前知事離党の事例と同 様、党外の左派新党創党議論の進展によって可否がわかれる可能性も高い。
「仲間割れ」はさらに激化、問題はコンテンツ
民主労働党だけでなく、進歩陣営における覇権主義はいつも話題だ。誰もが止 揚すべきだと言うものの、そこから自由な勢力を見つけるのは容易ではない。 しかし高尚な修飾語がなければ、政治は「仲間割れ」でしかないということは 否定できない。政治は銃のない「仲間割れ」だ。この否定的な意味が集約された 表現が覇権主義だ。
問題は何を主題として「仲間割れをするか」だが、現在の民主労働党のファイ ティング・イシューは保守政党と非常によく似ていている。一つは党権で、も う一つは従北主義だ。保守政党での話題にすれば、公認権と親北朝鮮の議論と いったことになる。これが分党にまでいくような仲間割れをする問題なのかは、 民主労働党の構成員の判断だ。
しかし進歩陣営の「仲間割れ」はさらに激化し、その主題はさらに急進的に再 構成されなければならないという点は明らかなようだ。単に党権、すでに朝鮮 日報さえ知っている「従北」ではなく、社会構成員の生活に直結する問題への さらに激しい論争が必要だ。
逆説的なことに、民主労働党が最大の危機に直面している今、世論の関心はい つよりも熱い。分党であれ、内部革新であれ、進歩政党としてのアイデンティ ティを確立し、新しく立ち上がる姿を大衆に見せるこの上ない機会だ。
http://www.labornetjp.org/labornet/worldnews/korea/knews/00_2008/1199556759500Staff
パク・ノジャ、「つらいが分党だけが生きる道」
「自主派との連帯と合併は別の問題..平等派も革新を」
イ・ユノン記者 sisyphus@jinbo.net / 2008年01月02日14時10分
民主労働党の『分党』の危機をめぐり、進歩的知識人の賛否論争が熱いが、ノ ルウェー・オスロ国立大のパク・ノジャ 教授が「つらいことだが、進歩政党を 救う道は分党しかない」と述べ、注目されている。
パク・ノジャ教授は1月1日、自身の個人ブログで「今回の惨敗に気をつけて、 1980年代の遺産をきちんと清算し、階級性と大衆性を兼備する『ニューレフト』 に行くことができなければ、20世紀の韓国民衆の願いだった進歩政党が『マニ ア集団』、『運動圏同好会』に転落する」と話した。
「左派民族主義者の主張は『鉄桶安保、北朝鮮壊滅』水準」
パク・ノジャ教授は、李明博当選者が過半数近い高い支持を受けた理由につい て「彼は極右保守であることは間違いないが、『バカ』ではなく『ニューライ ト』に近い保守」だとし、「例えば北側問題は、彼にとってもはや『理念』の 問題ではない。長期的には対北朝鮮投資で利益を上げることができ、北側領土 引受引継次元でインフラ投資などが必要だと予想され、彼は盧武鉉大統領以上 に対北朝鮮投資と北の官僚人脈作り作業をうまくやるだろう」と語った。
彼は「保守は今、『昌』の硬直性から『MB』の『クール』な成長主義的ポピュ リズムに渡ったのに、進歩は何をしているのか」と問いかけ、「左派民族主義 者の民族統一至上主義は、右派のパラダイムと比べると『鉄桶安保、北朝鮮壊 滅』水準だ」と規定した。
続いて「右派側から今、主席宮を踏み潰そうという人ではなく、その主席宮に 行ってビジネス(business deal)をしようという人が勝った。ここでも北側を非 現実的なものと見て、『民族』に対する(執権右派がすでに持たない)あらゆる 幻想に固執する人々を適当にろ過するべきではないか」と『分党』を勧めた。
パク・ノジャ教授は「もちろんいわゆる『NL』が、FTA反対などの『良い運動』 もした。その時々に事案別に連帯することはもちろん悪いことではない」が、 「韓国財閥と大多数の韓国経済官僚が命がけで進めるFTAを『米帝による植民化 陰謀』ぐらいに意識し、韓国の支配者と米国の支配者の利害関係に一定の共通 性があるという現実を理解できない人々と同じ政党にいることは別の問題」と 断言した。
「李明博政府の破局は火を見るより明らか..党は『歴史的召命』を受ける」
彼は12月29日にも、民主労働党が進む方向について「私の個人的な希望も『分 党』側だが、客観的にもこの道以外にはないようだ」と語った。しかし「分党 は『開始』であり、『全て』ではない」とし、○権威主義打破、○政派問題解 消、○労働階級中心アイデンティティと戦闘性指向を注文した。
続いて彼は「巨大土建プロジェクトによる景気浮揚策、極端な親企業反労働政 策といった李明博政権の政策は、今のような世界経済的状況でいずれ破局を招 く」とし「恐らく来年から党は多くの『歴史の召命』を受けることになるだろ う。具体的な闘争の過程で多くの問題が自然に解けるかもしれない」と見通し た。
http://www.labornetjp.org/labornet/worldnews/korea/knews/00_2008/1199557004939Staff
韓国社会党、民主労働党の『分党』に助力か
「進歩革新共感拡散..『従北主義』清算が全てではない」
イ・ユノン記者 sisyphus@jinbo.net / 2008年01月03日19時33分
進歩政治革新による『進歩新党』を主張している韓国社会党が、民主労働党を 党分裂の危機に追いやっている『従北主義』論争に注視して、積極的な立場表 明をしたことで注目されている。
韓国社会党のクム・ミン代表は1月2日、『進歩新党に対する立場』という題名 の声明を発表し、「今回の大統領選挙で韓国社会党が『新しい進歩』として有 意味な政治勢力になることには失敗したが、進歩の危機に対する認識が広がり、 革新の必要性に対する共感が広がった」と規定した。
その根拠としては「民主労働党内で公論化されている『従北主義清算論』」を あげ、「大統領選挙の直後から民主労働党内の皆さんがもはや従北主義者と同 じ党にいられないと言っている。民主労働党がこれまで和解できなかった政派 との連合政党であったことを、民主労働党内の多くの政治家が告白している」 と話した。
「従北主義者は進歩政治の資格がない」
クム・ミン代表は「これは韓国社会党の前身である社会党が2001年の党大会と 2002年の民主労働党との両党代表会談で明らかにした立場」と民主労働党内の 平等派に同調し、「北核実験当時、北朝鮮の核は自衛のためと強弁した民主労 働党の一部の人々の発言でわかったように、『従北主義』は普遍的な平和主義 ではないため、決して進歩政治ではない」と自主派を攻撃した。
クム・ミン代表は「17代大統領選挙で進歩政治勢力の革新と再構成がさらに切 迫した課題になった。韓国社会党でも民主労働党でも、自身の既得権に執着せ ず、進歩政治勢力に付与された歴史的な責任に服務しなければならない」とし 「進歩政治革新の切迫性は、狭い従北主義清算問題だけのものではない」と主 張した。
続いて「問題を従北主義清算に矮小化して考えるのなら、進歩政治勢力の新し い10年を定礎すべき進歩新党を建設できないばかりか、2008年の総選挙で国民 の支持を獲得することもできない」と付け加えた。
彼は「進歩政治の革新が国民的な承認を獲得するために最も重要なことは、い かにして第一歩を踏み出すかの問題」とし「進歩政治の革新と『新しい進歩』 の構成のために、この時代に付与された進歩政治の課題に共感するすべての個 人、すべての政治勢力と対話する」と話した。
一方、クム・ミン代表は12月28日に代表職辞任の意思を明らかにしたことにつ いて「進歩政治の革新を放棄することではない」とし「今後も私は大統領選挙 の過程で提起した進歩政治の革新と再構成のために身を投じる」と抱負を明ら かにした。
http://www.labornetjp.org/labornet/worldnews/korea/knews/00_2008/1199557283736Staff
ノ・フェチャンが『分党論』を牽制..『シム・サンジョン非常対策委』を再要求
「党内最大の問題は覇権主義」..『従北主義』論争進化
イ・ユノン記者 sisyphus@jinbo.net / 2008年01月03日17時01分
民主労働党のノ・フェチャン議員は1月3日、「非常対策委員会(非常対策委)を 発足させる以外の方法は、何であっても破局に至ることになる」とし「非対委 員長に推薦されたシム・サンジョン議員が主導して、非常対策委を引張って行 くことが正しい」とシム議員に圧力をかけた。
ノ・フェチャン議員はこの日、国会で記者懇談会を開いて「中央委員会で提出 された拡大幹部会議(拡幹)の合意案は、不十分な点もなくはないが多数の合意 を引き出したという点で、十分に次善の策だといえる」と述べた。続いて、 「1月15日の前に中央委員会をまた開いて合意案を議決し、非常対策委を発足 させなければならない」と期間を提示した。
この日のノ議員の発言は、中央委員会の混乱と非常対策委構成の失敗以後、事 実上『指導部早期選出』で枠が決まっている党内自主派と『分党』の声を高め ている平等派両方に対する牽制と言える。
「非常対策委には従北主義解決の要求放棄を」
12月29日の中央委員会で難航の末に出された合意案は、総選挙比例代表候補の 選出権を割当と同じ形式で非常対策委に委任するという内容で、全権委任を主 張したシム・サンジョン議員の当初の提案と比べて後退したものだった。キム・ ヒョンタク前スポークスマンをはじめとする平等派中央委員の多くは合意案に 党内従北主義、覇権主義問題に対する言及がないことに反発し、表決を拒否した。
ノ議員は「合意案は、比例代表問題の解決に対する多くの党員の憂慮を100%晴 す方案ではないが、私たちが自らをさらに信頼して大統領選挙敗北以後の問題 意識を堅持し続ければ国民と党員が納得できる方案を強制し承認できると見る」 とし政派間の和合と団結を主張した。
ノ議員は「今の職務代行体制が臨時党大会を招集して、何もなかったかのよう に党憲党規による手続きを履行することも問題解決の道ではない」とし「もし 党大会で投票などで数的な優位により自分自身の利益と所属政派の未来のため の利益を反映させようとすれば、民主労働党はその日から存続が難しいだろう」 と党内多数政派である自主派を狙った。続いて「職務代行体制で総選挙をする のは自滅の道」と鋭く言い放った。
彼は平等派に対しても「従北主義、覇権主義問題解決を非常対策委に要求する のはやめるべきだ」とし「タイムマシンに乗って帰ろうという話ではなく、そ の時とは違うさまざまな状況が存在する今日この時点で申し上げること」と 『妥協』を要求した。
彼は「優劣を問う問題ではないが、一線の活動家の話を聞くと、党内で一番絶 望的な問題は覇権主義だ」とし、平等派が集中的に提起する『従北主義』とは 異なる点に重点をおいた。続いて彼は「党綱領に『従北主義』という表現はな いが、従北主義に反対する内容が明示されている。綱領の精神を生かしてそれ に背く行為は克服して行けば良い問題」と話した。
「分党よりさらに深刻なのはヒラ党員の離党」
『自主派の覇権主義の本質に従北主義があるのではないのか』という質問には 「従北主義を軽く見るわけではない」とし「党の否定的イメージのうち、私た ちが受け入れ難いものがあるのなら、私たちがなんとかして否定的イメージを 払拭しなければならない。民主労働党が北朝鮮に踊らされているという国民の 誤解があるのなら誤解を解かなければならない。口実を与えたのであれば口実 を与えないようにしなければならない」と答えた。
ノ議員は「分党よりさらに憂慮するのは『未来がない』と、ただ離党する人々 だ。分党しようという人よりも離党する人が多くなるかも知れない」とし「党 の存立が憂慮される状況だ。非常対策委構成が現実にならなければ民主労働党 は私を含み、誰もが望まない状況に行くだろう」と明らかにした。
この日のノ議員の提案により党内の政派対立が収拾され非常対策委が再構成さ れるかどうかはわからない。民主労働党の前党役員は「分党は不可避だ」とし 「『前進』が従北主義批判をまったく放棄しない以上、まったく退路がない。 党に対する未練で互いに言葉を慎んでいるが状況はすでに終わったと見る」と 伝えた。
http://www.labornetjp.org/labornet/worldnews/korea/knews/00_2008/1199557257276Staff