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スリランカ停戦の破棄決定 国際的な和平仲介水泡に【中日新聞】
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008010301000239.html
2008年1月3日 17時51分
【ニューデリー3日共同】スリランカ政府は2日、2002年に反政府武装組織タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)との間で締結した無期限停戦協定を正式に破棄することを閣議決定した。内戦再突入は避けられない情勢だ。
ラジャパクサ大統領が05年11月に就任して以後、戦闘が激化し計5000人以上が死亡するなど停戦協定は有名無実化していた。政府軍はLTTE本拠地の北部で雨期が明ける今月下旬にも総攻撃をかける構えで、日本をはじめとする国際社会による和平の働き掛けは水泡に帰す恐れがある。
停戦協定を仲介したノルウェー政府は2日、深い遺憾の意を表し、戦闘の激化を懸念する声明を発表した。LTTEは正式な反応を示していない。
同協定によると、協定の破棄は、ノルウェー政府に通告してから14日後に発効する。しかし、北西部マンナール県では3日早朝から政府軍とLTTEの間で激しい砲撃戦が開始された。
フォンセカ陸軍司令官は最近、LTTE指導者プラバカラン議長は「半年しか生き延びられない」と述べ、LTTE壊滅を目指す意思を明言。ラジャパクサ大統領もLTTEを再び非合法化する可能性を示している。
総攻撃ではLTTE拠点を一斉空爆し地上軍が支配地に進攻、LTTEも激しく抵抗を続けるとみられる。
中心都市コロンボ市街地では2日、政府軍バスを狙った爆弾攻撃があり子ども2人を含む計4人が死亡した。