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李明博(イ・ミョンバク)次期大統領とその側近らが27日、来年4月9日に行われる総選挙でのハンナラ党の公認候補者選びに関し、現職議員を含む候補者の大々的な入れ替えを予告する発言をし、同党議員たちに緊張が走っている。
李次期大統領はこの日、同党の国会議員や党員協議会委員長らとの会議に出席し、「今やハンナラ党は、本当の意味で国民の前に出て行かねばならない。そのためにはある程度、個人の犠牲も伴うことになる」と強調した。また、「(もう過去の出来事となった)大統領選候補予備選にいつまでもこだわり、仲間内で謀議を重ねるようなことは時代にそぐわない」と指摘し、「仲間内で謀議をしていれば自らの地位を守れるといった弱々しい考えを持ち続ける必要はない」と述べた。
また、李次期大統領のある側近は「李次期大統領の発言は、党内の派閥ぐるみで公認を依頼するようなことはあってはならないということを遠回しに表現したものだ。現職議員でも、少なくとも40%以上は入れ替えの対象にならざるを得ないだろう」と語った。
李次期大統領の側近中の側近である李在五(イ・ジェオ)議員もこの日、ラジオ番組に出演し、「(公認候補者選びにおいて)国民の期待を裏切るような人選を行ってはならない」と強調した。また、公認候補者選びの時期について李在五議員は「あまり早くからやろうとすると、李次期大統領の就任(2月25日)以前の国会でのスケジュールに支障が出る恐れがある。公認候補者選びは少し遅らせてもいいのではないかというのが個人的な考えだ」と語った。
一方、李方鎬(イ・バンホ)事務局長もラジオ番組のインタビューで「今の時代、この時期において、新たな課題に挑戦していける人材が必要だ。その観点から考えれば、相当な数の議員たちが交代を余儀なくされるだろう」と述べ、大々的な入れ替えの可能性を示唆した。
これに対し、朴槿恵(パク・クンヘ)前代表派の議員たちは「公認候補者選びをできるだけ遅らせることで、相当数の朴槿恵派議員たちに対し、反発する時間を与えずに落とそうという狡猾な策略だ」と反発し、また予備選の際に李次期大統領を支援した一部の議員たちも「われわれも安心できない」と不安感を隠せない様子だ。
http://www.chosunonline.com/article/20071228000066