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今朝のNHKニュースでその意欲的な取り組みを紹介していました。
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/djBXR6833.html
インド医薬品株、バリュエーションや業界の変化で魅力的に=1
ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)米国人家庭の薬箱には、米メルク(NYSE:MRK)の高脂血症治療薬「ゾコール」やファイザー(NYSE:PFE)の抗うつ剤「ゾロフト」などのインド製ジェネリック版(後発の類似医薬品)が入っているかもしれないが、米国の株式ポートフォリオもインド医薬品株を含むべきなのかもしれない。
数十年もの間、ドクター・レディーズ・ラボラトリーズ(NYSE:RDY)(500124.BY)やシプラ(500087.BY)などインドの製薬大手は、ブランド製品を販売する製薬大手が享受する特許保護に対して法的な挑戦を行い、先発企業の“ブロックバスター”(年間売り上げ10億ドル以上)製品をコピーし、先発品よりはるかに安価な後発版を販売することで主に繁栄してきた。
しかし近年、このビジネスモデルが大きくつまずいている。製薬大手は、コピー製品に対する守勢にさらに積極的になった。またインドの製薬会社は、中国やブラジルの新規参入企業による競争激化にも直面している。通貨ルピーの上昇は海外売り上げに響いている。
その結果、ジェネリック薬メーカー株は大きく売られ、割安感が出始めている。また、これまでジェネリック薬業界を無視してきた投資家が、これを見直し始めている。インドの主要株価指数は今年、3年連続で40%を上回る上昇率を記録する見込みだが、同国の大手ジェネリック薬企業であるドクター・レディーズとシプラの2社の株価は今年に入り、ムンバイ証券取引所(BSE)で20%以上下落している。
ヘッジファンド、インディア・キャピタル・ファンドの運用マネジャー、ジョン・ソーン氏(在ロンドン)は「われわれは、一部のインド製薬企業が気に入っている」とし「今興味深いことが起きており、バリュエーションが低く魅力的だ」とした。同氏はインド製薬セクターにまだ飛び込んではいない。
他の成長株と同様に、投資家はインド製薬企業の株価収益率(PER)を予想利益成長率と比較することで評価する傾向がある。利益成長率がPERを上回る企業は、過小評価されていると考えられ、魅力的な買い銘柄である可能性がある。
売り上げベースでインド最大手、時価総額が約40億ドルのランバクシー・ラボラトリーズ(500359.BY)を例にとると、アナリストらは2008年の利益を41%増と予想している。2009年の利益はさらに21%増加すると予想している。これに対し、PERは予想1株利益ベースで17倍にとどまっている。
これを別のジェネリック薬メーカーである、イスラエルのテバ・ファーマシューティカル・インダストリーズ(Nasdaq:TEVA)と比較してみる。アナリストは、ナスダックに上場しているテバの利益が2009年に約12%増加するとみている。PERは2009年の予想1株利益ベースで15倍。
(続く)