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(回答先: 【読売、韓国大統領に李明博氏(日本生まれ)が当選確実…地元メディア報道】(日韓中露でアジアを世界の中心にしましょう) 投稿者 小沢内閣待望論 日時 2007 年 12 月 19 日 19:26:37)
韓国大統領選で十年ぶりに革新から保守への政権交代が行われた。現政権による貧富の差拡大などの経済失政を背景に、国民が経済立て直しによる実利への強い期待を表した結果である。
予想どおりの結果だった。
野党ハンナラ党の李明博・前ソウル市長が他の候補者に大差をつけて当選した。終盤に入って株価操作で新たな疑惑の証拠が暴露されたが、独走態勢に影響を与えなかった。
それほど「経済大統領」を公約した李氏への期待が大きかったのだろう。李氏は現代財閥傘下の建設会社の経営者として手腕を発揮し、ソウル市長時代には市民のための都市計画を実行した。
韓国国民は、こうした実績をふまえて、政治倫理よりも生活を安定させる政策の実行を選択した。
それには、盧武鉉・現大統領の経済失政も背景にある。
人権弁護士出身、「弱者のために闘う」と公約しながら、過去の清算など理念面に力を入れ、国民生活への政策が不十分だった。この五年間に不動産高騰、若年労働者の失業増大で所得格差は拡大した。
現政権の失政のあおりをまともに受けたのが、与党系の大統合民主新党の鄭東泳・元統一相だ。格差是正などを訴えたが、革新勢力への信頼を取り戻すことはできなかった。
ハンナラ党を離党し、真の保守を掲げた無所属の李会昌・元総裁も、政権交代の妨害になるという批判にさらされ、遠く及ばなかった。
今回、南北関係は大争点にならなかったが、残された課題は多い。
盧大統領は、金大中前大統領の対北朝鮮融和政策を継承したが、実質的な緊張緩和は進まず、一方的な援助が、結果として北朝鮮の核・ミサイル開発を許した面もある。同じ民族が過酷な人権抑圧に苦しんでいる実情に目を向けずに、南北対話でもほとんど言及しなかった。
李明博・次期大統領は来年二月二十五日に就任する。南北関係では北朝鮮に核放棄を促し、少しでも北の人々の人権が改善され、実利が得られる政策を打ち出してほしい。
同時に、盧政権でこれまでになく悪化した日韓、米韓関係も早急に緊密な関係を取り戻す必要がある。
中国は急速な経済成長を続け、東南アジア諸国連合(ASEAN)も経済統合を模索するなど、アジアは激しい動きを見せている。
自由と民主主義という同じ価値観を持つ日米韓が、この地域の新しい秩序づくりに果たすべき役割は大きい。この場合も実利が連携を深めるカギになる。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2007122002073576.html
※コメント:
2つ間違いがある。
>盧武鉉・現大統領の経済失政も背景にある。
違う。経済破綻は、前々政権の失政だぞ。
>大統合民主新党の鄭東泳・元統一相だ。格差是正などを訴えたが
違う。格差是正(→同じラインに並べる)ではなく一定の格差を肯定した上での両極化是正(→極端な富裕層の削減)である。
同様の間違いはニュース23もしてた。