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(回答先: 【読売、韓国大統領に李明博氏(日本生まれ)が当選確実…地元メディア報道】(日韓中露でアジアを世界の中心にしましょう) 投稿者 小沢内閣待望論 日時 2007 年 12 月 19 日 19:26:37)
韓国大統領選挙で保守系野党ハンナラ党候補の李明博(イ・ミョンバク)前ソウル市長(66)が圧勝し、来年2月25日の就任式で10年ぶりに保守政権が誕生する。内政は経済の立て直しが最大の課題だ。最高経営責任者(CEO)型大統領を目指す李明博氏の手腕が問われる。北朝鮮の全面的な核廃棄に向けた外交でも日米と緊密に連携して成果を出すよう指導力を発揮してほしい。
5年に1度の大統領選は現政権の経済運営への不満が争点になった。世論調査で高い支持率を得て独走する李明博氏を進歩系で大統合民主新党候補の鄭東泳(チョン・ドンヨン)元統一相、保守系無所属の李会昌(イ・フェチャン)元ハンナラ党総裁らが追う展開となったが、「経済再生には政権交代」と訴えた李明博氏が大差で勝ち、株価操作事件への関与疑惑問題は先送りされた形だ。
韓国では革新的な政策をとる政権が2期10年間続いたことで、出てきた矛盾も少なくない。1997年11月の通貨危機の直後に登場した金大中大統領は経済再建に取り組んだが、盧武鉉(ノ・ムヒョン)現大統領になってからは貧富の差の拡大や若年層の雇用難、不動産高騰などで「経済失政」との批判を招いた。
韓国の第17代大統領に就く李明博氏は苦学の末に大企業、現代建設のトップに上り詰め、政界入りした経歴を持つ。経済通を自任し、公約に(1)7%の経済成長(2)5年間で300万人の雇用創出(3)法人税減免や企業活動の規制緩和――などを掲げた。
サムスンなど世界的企業を擁する韓国の国内総生産(GDP)は2006年時点で世界13位。だが、ここ数年でインド、ブラジル、ロシアに次々と抜かれ順位を下げた。韓国で初の経済界出身の大統領はまず、経済再生に全力を挙げるべきだ。
日本をはじめ国際社会が新大統領に注目しているのは北朝鮮政策だ。金大中政権は金泳三前政権とは対照的に「包容(太陽)政策」を打ち出し、北朝鮮に柔軟な姿勢に転じた。盧武鉉政権も「太陽政策」を踏襲して融和的対応を続けたが、10年間で核問題に大きな進展はなかった。
北朝鮮に全面核廃棄を迫るには日米韓の結束が欠かせない。盧武鉉政権時代にギクシャクした対日、対米関係の改善も新大統領の課題だ。
李明博氏は大阪に生まれたといわれ、選挙中、対日政策について「未来志向的にうまくいくだろう」との見解を示した。04年11月から中断している日韓の自由貿易協定(FTA)交渉の再開を含め、両国の関係強化に動くよう期待したい。
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/index20071219AS1K1900119122007.html
※コメント:
日経らしい内容。