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社説:国民の作男になれ − 中央日報
http://www.asyura2.com/07/asia10/msg/158.html
投稿者 桐島夏樹 日時 2007 年 12 月 20 日 15:28:31: OiywIqrhKwIs6
 

(回答先: 【読売、韓国大統領に李明博氏(日本生まれ)が当選確実…地元メディア報道】(日韓中露でアジアを世界の中心にしましょう) 投稿者 小沢内閣待望論 日時 2007 年 12 月 19 日 19:26:37)

李明博(イ・ミョンバク)大統領当選者はこの驚異的な支持にまず頭を下げなければならない。国民が投じた一票一票には過去5年間の国への憂いやうっぷん、涙とため息が溶けていることを全身で感じなければならない。自分が本当に当選する資格があった人なのかをこの瞬間、謙虚に振り返らなければならない。最後の瞬間まで煩悶し、迷った多くの国民…。彼らがどうして自分に一票を投じたのか。李明博がかわいいから、偉いからでではなかった。この国を立て直すためにはこれしかないという哀れな心情で投票場に入った。その一人ひとりの決断が集まって大統領にした。こんな国民の心を読みとれなければ、いや今すぐ読みとっても権力に酔ってすぐ忘れれば、彼は今の大統領よりもっと深刻な待遇を受けることになるだろう。

そんな多くの欠点や納得のいかないことが多い中でも、どうして国民は彼を選択したのだろうか。一言で“働く大統領になれ”というメッセージだった。青瓦台で息せき切って君臨しなさい、決して味方同士でわいわい遊びなさいと選んだのではない。一にも仕事、二にも仕事だ。国民は過去の政権に、いや過去10年に非常に落胆させられた。理念に、空理空論に、言い争いに、思慮分別のなさに、浅薄さ、これらに絶望するだけ絶望した。国の未来は険しいのに政治家らがかきまわして前に踏み込めなかったのが残念でならない。「これではだめだ」というのが共通の思いだった。政権交代を願ったのだ。そこで多少垢がついていても、道徳心に満足いかなくても、働いてくれる人を選ぼうということだった。

当選者がすぐにも取りかからなければならないことは、こうした国民の輿望を集めることだ。これをもとに「李明博政府」の青写真を就任前までに提示しなければならない。新政府の最優先課題が何にならなければならないか見つけることは難しくない。どうして1年以上、一途に彼を1位候補として支持してくれたのか、どうしてそこまで政権交代を熱望したのか、よく察すれば簡単に答えが出る。

国民は「夢と希望を忘れてしまった歳月」を取り戻したいと切迫した心情で叫んでいる。沈滞した経済を再生し、青年失業と格差を乗り越えて韓国社会を先進社会にワンランクアップしてくれと要求している。崩壊した教育を立て直さなければと絶叫している。マイホームを望む若い夫婦たちの素朴な夢もかなえなければならない。理念ではなく実用的南北関係になることを願っている。周辺国ともうまくやらなければならないが、何より伝統友邦である米国との関係を回復させなければならない。グローバル化の競争に勝てる効率的な国にしなければならない。このようなものが時代精神だ。フランスのサルコジ大統領が倦怠感に染まっていたフランスを変化させたように、我々も失った活力を早く取り戻さなければならない。これ以上、時間は我々を待ってくれない。

これらをするためには国民の確固たる同意と支持が必要だ。当選者も心の底から変わらなければならない。国民の喉の乾きを本当に分かったら、国民の前で限りなく低くなって謙虚になるほかない。支配して君臨しようとすれば支持をしてもらえるのは一瞬だ。国民は大統領という職位を李明博個人の名誉欲と権力欲を満たせと任せたのではない。仕えて奉仕する役割に忠実になれという要求だ。働く“作男”になりなさいというのが国民の至上命令だ。

当選者がこうした人に仕えるというリーダーシップをもっているのか見極める試金石は、まさに人事だ。大統領職業務引継ぎ委員会から始まって新しい政府の閣僚と青瓦台秘書陣の人選を就任前に発表しなければならない。その人事がハンナラ党の大統領候補者選挙と大統領選挙過程に参加した功臣たちが占めては決していけない。広く天下に人材を求めなければ国民の批判と抵抗に直面するほかなくなる。国民が盧武鉉政府をあれだけ嫌ったのには「コード人事」「回転ドア人事」が大きく作用したことを忘れてはいけない。ハンナラ党の議員たちも気を付けなければならない。彼らは過去10年間野党だった。それくらい権力に飢えたから今後、利権を手にして人事に介入することが発生する可能性が高い。これを警戒しなければ執権初期から民心を失うことになる。

大運河公約は大統領選挙終始激しい選挙争点だった。それは当選者の主張のように国家発展の動力として作用することもできるが、任期中、当選者を絶えず苦しめる慢性的論争の種になることもある。盧武鉉大統領が就任初め「首都移転」公約を強行しようとしたが急激に支持を喪失した経験を教訓にしなければならない。新大統領は「清渓川復元事業市周辺商人と露天商を説得するために何回も会った」と言った。大運河問題もそのように国民的共感を得られることが先決課題だ。国民が願わないのに新大統領1人が正しいからと推し進めれば、それは独り善がりになってしまう。

当選者には「李明博特検」がとげとなっているだろう。本人の弁のようにBBK疑惑に少しも憚ることがないのなら悔しく腹が立つこともある。しかし国民の疑いが晴れなかったという点を肝に銘じなければならない。特検に縛られすぎる理由もない。ややもすると就任までの67日を無駄に過ごすことになる。国民はこの期間、当選者がどのようにするのか注意深く見守っている。そのため「よく働く大統領になるだろう」という判断をすれば国民が先頭に立ってでも新大統領を守ってくれるだろう。しかし就任前の時代を右往左往しながら過ごせば、国民は政治的攻勢に耳を傾けるようになるかもしれない。

あと3カ月半もすれば総選挙がある。当選者が任期内にきちんと仕事をするためには、総選でも勝利しなければならない。しかし総選は李明博特検などにより、そんな結果を出すまで順調ではないだろう。ここに国民が賢く対処しなければならない。特検に縛られて就任してすぐ時間を無駄にすることもあり得るが、だからといって疑問を放っておくこともできない。新しい大統領が傲慢になることも阻まなければならない。だから新大統領との協力と牽制をどう調和させるのかがカギなのだ。当選者が傲慢になれば総選が待っている。そのとき彼に適当な懲戒を票として与えればいい。一方、特検を新大統領の足を引っ張ることやポピュリズムとして活用しようとする勢力に対しては、その分戒めればいい。

しかし当選者が本当にこの国のために献身する姿勢を見せれば報道も国民も、そして政界も新大統領に協力しなければならない。新大統領がバリバリ働ける雰囲気を作ってあげなければならない。就任後6カ月、あるいは1年、いわゆるハネムーン期間は待ってあげる必要があるだろう。米国も新大統領に対してその程度の寛容さはある。李明博特検もそんな点で節制されなければならない。

今、泰安(テアン)半島一帯には毎日奇跡が起きている。数十万人のボランティアが人間ベルトを形成し、油で汚れた岩を一つひとつ手で拭っている。我が国民はこれだけの底力と国を愛する心を持っている。我が国民はひと山あるたびに賢明な判断をしてきた。それがこの国を世界11位の経済国家にした。こうした賢い国民、いつでも社会共同体に献身する用意ができている国民にきっかけを与えるのが、リーダーのすべきことだ。

http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=94019&servcode=100§code=110

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