★阿修羅♪ > 戦争86 > 946.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□イラク赤新月社: 米軍が活動を脅かす [イラク情勢ニュース]
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan2006/view/20061216/1166275229
2006年12月16日(土)
イラク赤新月社: 米軍が活動を脅かす 2006/12/16
12月15日のロイター通信およびAP通信によると、イラクで人道支援をおこなっているイラク赤新月社の幹部が、15日、赤新月社(米欧等では赤十字)の活動はゲリラの攻撃ではなく米軍の妨害によって活動がひじょうに脅かされていると訴えた。 Iraqi Red Crescent accuses U.S. forces of attacks
イラク赤新月社の副理事長ジャマル・アル・カーブリ博士は、米軍には彼らが国際的な人道支援活動を担っていることを認めようとしない者もいると語った。
カーブリ氏はジュネーブで記者会見し、「われわれが直面している主要な問題は、他の勢力ではなくアメリカ軍だ」と語った。「われわれは赤十字について(米軍に)説明するのに多くの時間を費やしている」。カーブリ氏によると、イラクの反政府ゲリラ・グループは大きな問題を起こすことはなかったという。
「ゲリラたちはイラク人であり、彼らはイラク人に敬意を払っている。そしてわれわれ(赤新月社)の性格が中立性にあることを尊重する」。彼はさらに、バグダッド、アンバル州、ナジャフ州の赤新月社事務所が繰り返し米軍率いる多国籍軍によって捜索を受けていると不満を述べた。
「われわれは赤新月の旗を持ち、ロゴを使用しているので、米軍はそれを知っているのに、残念ながら彼らは何度もやってきてわれわれを攻撃する」とカブーリ氏は説明した。米軍が赤新月社本部のドアと窓を壊し、「何も発見できずに帰っていく」と彼は不満を述べた。
最近の事件では、米軍が赤新月社のファルージャ事務所を占拠して破壊し、スタッフを何時間も拘束したうえに、中立性のシンボルである赤新月のマークも鮮やかな2台の車を燃やした。
バグダッドに駐留する米軍の広報官ガーベル中佐は、「われわれが捜索を指揮するのは、捜索個所を「攻撃」するのではない」と語った。
カブーリ氏は、ゲリラ・グループが赤新月社の支援活動に参加しようとすることもあるが、赤新月社はそれを断っていると語った。「われわれはいつもノーと回答する。それはわれわれの中立性を確保したいからだ」と彼は説明した。
国際赤十字の傘下にある赤新月社はイラクに計1000人の職員と、約20万人のボランティアを擁している。その活動は、被拘束者を監獄に尋ね、イラク人国民に食料と水、医薬品を届けようと活動している赤十字国際委員会と密接に連携している。
作成者 uruknews : 2006年12月16日(土) 22:20 [ コメント : 0]