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露元中佐変死:事件は国際的な広がりに
毎日新聞 12月12日
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20061213k0000m030081000c.html
【ロンドン小松浩】元ロシア連邦保安庁(FSB)中佐アレクサンドル・リトビネンコ氏の変死事件は、同氏と接触したロシア人のドイツ国内の拠点からも新たに放射性物質が検出され、国際的な広がりを見せ始めた。英露当局がそれぞれ殺人容疑で捜査を開始するなど、両国の主導権争いが真相解明のカベとなる懸念も出ている。
独警察当局は12日までに、ハンブルクにあるロシア人ビジネスマン、ドミトリー・コフツン氏の元妻宅でポロニウム210とみられる放射性物質を検出した。元妻と2人の子供に放射性反応があったと明らかにした。
同氏は10月下旬、元妻宅に立ち寄ったあとロンドン入りし、11月1日に元FSB職員アンドレイ・ルゴボイ氏と一緒にリトビネンコ氏とホテルのバーで会った。リトビネンコ氏はこの直後に自宅で倒れた。同氏がホテルで飲んだお茶に放射性物質が含まれていた疑いがあるという。ルゴボイ、コフツン両氏とも放射性物質による症状が出てモスクワで入院中だ。
独警察当局はコフツン氏がポロニウム210の運搬など何らかの形で事件にかかわった公算があるとみて、英警察当局と合同で調べている。
ルゴボイ氏の初めての事情聴取は11日、露最高検察庁によって3時間行われた。英紙の報道によると同氏は「自分は容疑者ではなく参考人だ。嫌疑は何もかけられなかった」と話している。英警察当局者は聴取に立ち会ったが、正式な聴取は認められなかった。
ロシア側は容疑者の英国への引き渡しを拒むとともに、ロシアが独自に殺人事件として調べる方針を表明。ロシア国内での英国の捜査は事実上困難な状況となっている。
露捜査当局者は週内にロンドン入りするが、プーチン政権に敵対する亡命政商ベレゾフスキー氏らの事情聴取を求めるものとみられている。プーチン政権はこれまでも同氏の身柄引き渡しを英政府に求めてきた。
同氏の関係者は英紙に「我々は英国の警察は信頼するが、ロシアを信頼していない」と語った。ロシア側の英国での捜査も難航が予想される。
毎日新聞 2006年12月12日 20時09分
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リトビネンコは2000年10月にイギリス亡命してますが、ロシアがソ連によるアフガン侵略が撤退(1989年)すてから、ソ連崩壊(1991年)、乞食外交(ゴルビー、エリツン)ば苦々しく思ってたのは、旧KGB。アメリカのユニラテラルなグローバリズムで、旧ソ連圏はつぎつぎとアメリカ帝国主義の餌食にされてゆぐ。イスラム諸国もパレスチナ問題が悪化の一途だ。この歴史の進展さ杭ば打ち込むのは、プーチンば筆頭に「強いロシアの再興」ば図ってたグループ(現FSBおよびそれさつながる高官や公社の社長)だべすな。昨日の敵のアルカイダもロシアの利害とマッチすれば、「今日の友」。
(リトビネンコによると、ザワヒリがロシアに居た、1997年、半年間;FSBの職員であるウズベク人ナマンガニ氏、現アルカイダ幹部、1989年−91年の2年間旧KGB特別学校で訓練。ロシア特務機関(FSBのこと)はアルカイダと結びついているとのこと。9.11関与の証拠はチェチェンでみつかった9.11マニュアルのCD。くわしくは、
http://www.geocities.jp/shamilsh/litvinenko.htm )
広いロシアのどこそこでひそかに旅客機による体当たり訓練。こういうのって、KGBは得意だべ。
精確無比のデータと資金はKGBはたんまり持ってたべすな。
それがあんだけの確実な破壊ばもたらすた。
この計画はユーゴ爆撃あたりから現実化すてったんではねえがな?
目の当たりに友邦国が破壊されてゆぐのを見て、冷静にすて冷酷無比のプーチンもとさかにきてたべす。
んで、そろそろやっか、っつうときにスパイ=リトビネンコが脱落。
スパイであるからすてどこまで知ってたかはわがんねすが、今のFSBの結束の強さば見れば、プーチンの息がすっかりかかってるこつがわがる。リトビネンコはそこまではゆがず、実体や全容がつかめねがったんだども、周囲の条件ば考慮すれば、「9.11はロシアの陰謀」っつう結論さ達した。ひょっとすてCIAが事前にテロ情報ば流してたのもこのへんかも。
ま、いずれにしろ、秘密を握って寝返ったスパイは、やっぱすスターリン式闇討ちで抹殺するのが一番なんだべ。
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元情報機関員の死
http://www.asyura2.com/0610/war86/msg/400.html
>こうしたアメリカや西ヨーロッパの動きにリトビネンコは挑戦していた。
という一言が気になるこのごろだす。
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知りたい:ロシアの闇 反体制派暗殺…ソ連時代から 旧KGBの活動…今も日本で
毎日新聞 12月12日夕刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/archive/news/2006/12/12/20061212dde001030024000c.html
<2006・チャンネルYou>
元ロシア連邦保安庁(FSB)中佐が、亡命先の英国で放射性物質ポロニウムによって毒殺された事件。真相は不明だが、欧米では「ロシア当局の関与」を疑う声もある。反体制派の暗殺例が後を絶たないロシア。ソ連時代からの闇は今も続くのか−−。【モスクワ杉尾直哉、藤原章生】
国外で暗殺された例では、スターリンとの権力闘争に敗れた革命家トロツキーが有名だ。ソ連時代の1940年8月、滞在先のメキシコで、スターリンが送り込んだ工作員にピッケルで頭を殴られ死亡した。猛毒を使った例では、西ドイツ(現ドイツ)のミュンヘンで59年10月、ウクライナ民族主義者バンデラがソ連国家保安委員会(KGB)の工作員に青酸カリを盛られて死亡した。
毒の使われた事件は多い。04年9月、サンクトペテルブルクで、プーチン大統領と面識のあった企業家ロマン・ツェーポフ氏が原因不明の病で急死し、放射性物質や重金属などが投与された可能性が指摘された。今年10月にモスクワで射殺された反プーチン派のアンナ・ポリトコフスカヤ記者は04年9月、飛行機で国内を移動中に出された茶を飲んで一時危篤状態となった。ウクライナのユーシェンコ大統領が04年9月、選挙前にダイオキシン中毒とみられる症状で顔面が変形したことも記憶に新しい。
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今回、反プーチン大統領派として知られたアレクサンドル・リトビネンコ氏(43)が毒殺された疑惑でも、ロシア政府は否定しているものの、関与を疑われているのはかつてリトビネンコ氏が所属していたFSBだ。
FSBはソ連の秘密警察KGBを引き継いだ機関。情報活動、治安・テロ対策、国境警備などを任務とする。KGBはソ連末期に▽国内のスパイ防止活動にあたるFSB▽外国情報を収集するSVR▽国境警備隊−−の3機関に分割されたが、その後、国内外の情報活動はFSBに集約された。FSB強化策はかつてKGB職員として東ドイツに勤務し、90年代末にFSB長官を務めた大統領の主導とみられる。大統領側近のイワノフ国防相もKGB出身者だ。
ロシアでは事件の詳細はほとんど報じられていないが、軍事アナリストのパベル・フェリゲンガウエル氏は「放射性物質の抽出、運搬、殺害工作などは複数の政府機関の調整が必要。大統領が関知していないはずがない。情報機関が望ましくない人物を殺害する伝統は続いている」と話す。
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旧KGBの活動は日本でも続いているようだ。英国籍の元KGB関係者が毎日新聞に語ったところによると、日本で暗躍する情報員は冷戦後、むしろ増えた。「冷戦前は300人ほどだったが、現在はさらに多い。国籍はロシアのほか日本、韓国、中国など」という。
ロシア政府当局にとって日本の重要度は北米、旧西欧に次ぐ。関心が高いのは主に通商、技術に関する情報。関係者は「情報員たちは冷戦時代から継続して日本で米国に関する軍事情報を入手し、ロシアに送っている。主なターゲットは官公庁とその外郭団体。日本は、ロシアにとって重要拠点だ」と言う。
毎日新聞 2006年12月12日 東京夕刊
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