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□傀儡政権内で首相更迭の動き [イラク情勢ニュース]
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan2006/view/20061212/1165911221
2006年12月12日(火)
傀儡政権内で首相更迭の動き 2006/12/12
イラク国民議会のメンバーからの情報として、暴力の沈静化に着手できないマリキ首相(シーア派、ダーワ党)を追い落とす水面下での協議が始まっている。サドルの勢力を排除してマリキ首相を更迭するために、議会内に新たな連合勢力を編成しようとするもので、12月9日のAP通信によると、この動きを主導しているのは先週ブッシュ米大統領と会見したイラク・イスラム革命最高評議会(SCIRI)のハキムと見られている。 Talks under way to replace Iraq PM
この動きに参画している議員によると、ハキムは新政府の黒幕の役割を好んでおり、首相候補として名前が挙がっているのはハシミ副大統領(スンニ派、イスラム党)だが、まだ新たに糾合中の勢力内では合意にいたってない。
ブッシュ=マリキ会談の直前、マリキ首相の統治能力に不信感を持っているというホワイトハウスの秘密メモがリークされたが、それがマリキ更迭の動きに拍車を駆けたと見られている。マリキ首相の側近はAP通信の取材に、「われわれは何が起こっているか知っており、そうはさせない」と匿名を条件に語った。
占領下で「制定」された憲法に従えば、275人の国民議会で、過半数が首相の信任投票に反対票を投じればマリキ政府は倒されることになり、協議をすすめている勢力は十分な票を確保したという。
ハキムのSCIRIはクルド人ブロックおよびイスラム党と手を組んで、政権内で多数派になろうとしているが、この動きがどうなるにせよイラク国民の切実な要求からはかけ離れた傀儡政権内での主導権争いでしかない。
作成者 uruknews : 2006年12月12日(火) 17:13 [ コメント : 0]