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□イラク・レジスタンス・レポート(日本語版) 2006/12/08
http://blog.mag2.com/m/log/0000169265/108023173.html
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イラク・レジスタンス・レポート Iraqi Resistance Report 日本語版
編集＆発行 山本史郎／イラク情勢ニュース
webサイト
http://www.geocities.jp/uruknewsjapan/Iraqi_resistance.html
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2006/12/11 (月)
※ きょう紹介する主な内容 ※
☆イラク・レジスタンス・レポート １２月８日付
◆イスラム法学者協会：
「ベーカー報告はイラク国民の役に立たない」
◆バグダッド： レジスタンスの攻撃で米兵４人死亡
◇イサハキ： 空挺部隊の襲撃と空爆で市民３０人死亡
◆シニヤ： 封鎖で４０人死亡し、部族指導者が米軍と交渉
◇マダイン： ２日の戦闘でレジスタンスが攻撃を跳ね返す
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□イラク・レジスタンス・レポート ２００６年１２月８日 金曜日
■Iraqi Resistance Report for events of Friday, 8 December 2006
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http://www.albasrah.net/en_articles_2006/1206/iraqiresistancereport_081206.htm
●アンバル州 Al-Anbar Province
◇ラマディ： レジスタンスが米軍基地をミサイル攻撃
●バグダッド Baghdad
◆イスラム法学者協会：
「ベーカー報告はイラク国民の役に立たない」
Head of Association of Muslim Scholars in Iraq:
“Baker report offers nothing to Iraqis”
イスラム法学者協会のハリス・アッ・ダリ事務局長は、イラク研究グループ
（いわゆるベーカー委員会）の報告は「イラク国民に提供するものは何もない」
と語った−−イスラム・メモが８日午後２時２９分の速報で伝えた。
イスラム・メモの通信員は、ダリ師がイエメン大統領とアデンで会談したあ
と、ベーカー委員会の報告は「イラク国民に何も提供してないし、イラク問題
を解決する助けにならない」と語ったと報じた。
ダリ師はさらに、「報告はイラクにおける占領の問題をどう解決するかに焦点
をあてている。これを称賛しているアメリカ人もこの報告も、現実は別の方向
を指しているのに、彼らの望み通りに勝利者としてイラクから安全に撤退する
方策と出口以外には関心をもってない」と続けた。
「イラクにおけるアラブの役割がなく、問題に対処しうる形で積極的に具体
化されなかった」と彼は評価した。そしてイスラム法学者協会は宗派間の抗争
に反対しており、イラク国民が内戦状態に陥ることはないだろうと考えている
と強調した。
◇誘拐された女子学生が宗派主義者に拷問で殺される
◆バグダッド： レジスタンスの攻撃で米兵４人死亡
Four US troops reported killed in various Resistance attacks around Baghdad
イスラム・メモは８日午後９時５９分の速報で、イラク・レジスタンスの爆
弾がマンスール地区にあるシハン・アル・ウバイディ市場において、現地時間
８日朝７時に爆発したと報じた、と報じた。
イスラム・メモの通信員は、この爆発で米軍車両が破壊され、アメリカ兵１
人が死亡、３人が負傷したとレポートした。現地の目撃者によると、その爆発
で多くの商店も破壊された。
その後、午前１０時３０分頃、サイイディヤ地区中心部の商店街において、
イラク・レジスタンスの狙撃手が米軍兵士と占領軍に雇われた通訳を射殺した。
後に米軍が一帯を完全包囲したが、１人も逮捕されなかった。
アザミヤ地区では、イラク・レジスタンスの爆弾が米軍パトロール部隊のそ
ばで爆発した。その爆発で米海兵隊員２人が死亡し、４人が負傷したと目撃者
が話した。米軍は攻撃後に４時間近くも封鎖し、その間に民家を捜索し、やが
て犠牲者を運んで去っていった。
バグダッドは午前１１時から午後３時のあいだは全般的に平穏だが、それは
大勢の市民が礼拝のために大きなモスクに出かけないように、傀儡政府によっ
て外出禁止令が出されているからだ。
他方、イスラム・メモの通信員は、イラク・レジスタンスの迫撃弾５発がシ
ュラー地区にあるヌル病院近くのマフディ軍の拠点で炸裂した。医療関係者に
よると、親イランのマフディ軍民兵４人が殺され、１４人が負傷した。
イラク・レジスタンスは共和国宮殿（いわゆるグリーン・ゾーン）周辺にカ
チューシャ・ミサイルを発射したが、損害に関する情報は得られてない。
イラク・レジスタンス勢力はファドル地区にあるコーヒー店で親イランのマ
フディ軍民兵４人を殺した。４人は着衣の下にピストルを携帯しアンバル州で
交付されたプレートの車を運転して身元を隠していた。
ヤルムーク地区では、レジスタンス戦士がマフディ軍の設置したニセの検問
所を襲撃した。宗派至上主義のならず者４人が殺され、残りの者は逃亡した。
南バグダッドの郊外にあたるドーラ地域のマフディヤ地区ではイラク・レジ
スタンスの爆弾が爆発し、傀儡警察の車両を破壊、４人の警官を殺した。
西バグダッドのアミリヤ地域では、８日朝、ジハード地区にある内務省治安
部隊が常駐する検問所をイラク・レジスタンス戦士が襲撃した。戦闘は１５分
間続いたが、犠牲者についての情報は得られなかった。
◇マフディ軍民兵２２人の死体をバグダッドで発見
●ディヤラ州 Diyala Province
◇イサハキ： 空挺部隊の襲撃と空爆で市民３０人死亡
関連報道
米軍が子ども等３２人殺害、米軍は否定 2006/12/09
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan2006/view/20061209/1165640397
米軍空襲で殺された子ども達、イサハキ 2006/12/10
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan2006/view/20061210/1165716593
◆シニヤ： 封鎖で４０人死亡し、部族指導者が米軍と交渉
After the death of 40 women and children from US blockade of as-Siniyah,
tribal elders open talks with US troops on lifting the siege
イスラム・メモは８日午後１２時２９分の速報で、シニヤ地区の部族指導者
たちが何日も続くアメリカ軍の封鎖解除を求めて米占領軍と協議をおこなった
と伝えた。
イスラム・メモの通信員は現地シニヤから、交渉に参加した部族代表に近い
関係者の話として、市内の米軍指揮官と部族指導者との協議は１５分前に始ま
ったとレポートした。協議される問題は、米軍による封鎖の終了、米軍空襲の
停止、捕らえられた地元住民の米軍収容所からの釈放である。
これに対してアメリカ軍は、６日の戦闘で殺されたアメリカ兵の遺体の引渡
しと、レジスタンスによる攻撃の停止、そのほか多くのことを部族指導者に要
求した。
アメリカ軍の封鎖が続いている結果、市内の水道も米軍によって止められた
ため、地元住民は飲み水を得るために２日かけて庭に井戸を掘るといった事態
を強制されている。この地域への封鎖の結果として既に４０人以上の女性と子
どもが死亡した。
●ディヤラ州 Diyala Province
◆マダイン： ２日の戦闘でレジスタンスが攻撃を跳ね返す
In two days of grueling battle in al-Mada’in, Resistance forces throw back assault
７日から８日朝にかけて、バグダッド南東２５キロに位置する人口２万人の
街マダイン市において、傀儡政府のウルフ旅団と親イランのマフディ軍による
連合部隊と、レジスタンス戦士および地元防衛隊のあいだに激しい戦闘が勃発
した。
イスラム・メモのマダイン通信員は、傀儡政府のウルフ旅団が同市を攻撃し
てカナサ地区、ワハダ地区、マシュル地区、タカ地区と並んで地域の墓地を支
配したので、７日未明に戦闘が発生したと伝えた。戦闘になっておよそ１時間
後、親イランのシーア派至上主義者であるマフディ軍民兵はウルフ旅団に守ら
れて市内に駐屯している大軍を率いてウルフ旅団に合流して攻撃に参加した。
ウルフ旅団は３０００人の兵士と車両、軍用車でやってきた。
ウルフ旅団の兵士とマフディ軍民兵は、現地時間で７日午前９時までに市内
の６０％を掌握した。地元住民はイラク・レジスタンスから反撃開始の号令が
あるのを待っていた。
号令が出されると、レジスタンス戦士と地元住民による全面攻撃が実行され
た。レジスタンス組織のアンサール・アッ・スンナはバウィ公園、ワハダ地区、
ハナサ地区、市内の大通り方面からの反撃を指揮した。２００人以上のレジス
タンス戦士と５００〜５５０人のスンニ派住民がシーア派至上主義者と傀儡政
府軍の侵攻に反撃した。
激しい戦闘は４時間続いた。マダイン住民の防衛隊には７人の女性戦士が加
わっていた。女性３人が戦闘で死亡したが、そのうちの１人は妊娠７ヶ月だっ
た。３人とも手には機関銃を握ったままの戦死だった。
イスラム・メモは午後９時５９分の速報において、２日間の戦闘でレジスタ
ンス側は合計１２人が死亡し、うち３人が女性だったと伝えた。
戦闘はレジスタンスと住民防衛隊が市の病院と電力局、ワハダ地区、ハナサ
地区、バウィ公園、ジュハイシヤ地区を取り戻して終わった。戦闘のあと傀儡
兵とシーア派民兵の多数の死体が発見され、バウィ公園とジュハイシヤ地区だ
けでも傀儡兵とシーア派民兵は７６人が殺された。マダインの防衛隊とレジス
タンスは死んだ敵から兵器を奪い、米兵が死体を搬送する８日朝まで死体はナ
ツメヤシとオレンジの林のなかに横たえられた。
レジスタンスはマフディ軍とウルフ旅団の所有する１４台のピックアップ
（小型トラック）に火を放った。シャリ・アル・アリド地区では３５人の傀儡
兵およびシーア派民兵が殺された。
その後、午後２時にはウルフ旅団とマフディ軍が勢力を立て直して戻ってき
たが、今度はイスラム軍ほかのレジスタンス組織に所属する新たなレジスタン
ス戦士がマフムディヤおよびラティフィヤからマダイン市に移動してきていた
ので、彼らはさらに甚大な損害をこうむった。
その戦闘は現地時間で７日夜の１０時まで続き、地元住民による防衛隊とイ
ラク・レジスタンス戦士がマダイン市の全域を掌握し、地図その他の傀儡軍の
情報と大量の兵器を奪って停戦した。２２人がレジスタンスと地元防衛隊の捕
虜となり、有名なイラン人シーア派の聖職者ジャラル・アッ・サギルに関係す
るウルフ旅団の将校も含まれていた。サギルはスンニ派住民の拷問・殺害セン
ターとして悪名高いバグダッドのアル・ブラサ・モスクを運営している。
イスラム・メモの通信員によると、８日午前１時、傀儡兵と民兵の生き残り
が旧発電所にまだ集まっていた。そこでレジスタンス戦士はその場を迫撃弾と
ロケット弾で攻撃し、４０人以上を死傷させた。
８日朝には、彼らが前日の悲惨な敗北をとりつくろうためにワハダ地区とバ
シヤ地区を攻撃し、数時間続く激しい戦闘になった。傀儡兵とシーア派民兵は
遂に再び退散した。
イスラム・メモの通信員が奇妙に感じたのは、ウルフ旅団が攻撃を始める数
時間前に、米軍がマダインから引き揚げたことだった。アメリカ兵がヘリと軍
用車を伴って再び戻ってきたのは、１日目の戦闘が終わったあとだった。その
ときには米軍は傀儡兵と民兵の死体を袋に詰め、大型トラックに積み込むので
手一杯だった。トラックはバグダッドの南１００キロに位置するバビル州の州
都ヒッラに死体を運んだ。
◇バクーバ： 米軍が外出禁止令を出し住民を大量拘束
●バビル州 Babil Province
◇マフムディヤ： 傀儡軍とマフディ軍が来襲
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オリジナル（英字）：
http://www.albasrah.net/moqawama/english/iraqi_resistance.htm
英語への翻訳・編集 Muhammad Abu Nasr
日本語版はイラク情勢ニュース（URUK NEWS）のコンテンツです
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メール宛先 uruknewsjapan@ybb.ne.jp
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