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(回答先: 朝日【「イラク政策、犯罪的」 共和党のスミス上院議員】 投稿者 木村愛二 日時 2006 年 12 月 10 日 08:02:45)
>スミス議員は「我慢の限界だ」と述べ、苦渋の表情を浮かべながら、かみしめるように語った。CNNは「心を動かすドラマチックな発言だった」と大きく伝えた。
ベトナム戦争では、サイゴン陥落直後に脱出を図ろうとする白人男性がヘリコプターに乗ろうとしたベトナム人男性をぶん殴った写真が印象的でした。
今回も撤退する直前まで米軍とイラク警察はレジスタンス皆殺しは無理でも、一人でもイラク人を殺し、一つでも店を潰し、一つでも電力施設、道路でも破壊しようと考えるでしょう。1973年の米軍撤退の前年にハノイにクリスマス爆撃が起こりました。
誠につらい話なのですが、今後まだどんな見聞するだけでも「我慢の限界」を超えるような事が起こるか分からないのです。イラクの惨状は想像を絶するものであり、かつてのスハルト政権やピノチェト政権の成立後に起きた事態を彷彿させるものがあります。撤退は一秒でも早い方がいい。東京の一秒どころか夕張市の一秒と比べてもイラクの一秒は重みがあるのです。イラク駐留継続によって、どこまで世界が狂っていくのか、どこまで世界が破滅に近づいていくのか、まだ撤退する直前まで分からないのです。
太平洋戦争が終わった時、朝鮮戦争が終わった時、ベトナム戦争が終わった時、冷戦が終わった時、ピノチェトやスハルトが退陣した時、「これでもう戦争の時代は終わりじゃな。戦争は悲惨なもんじゃった」「これからは平和な時代ですね」と思ったでしょう。世界の人々は戦争の重圧から一時的に楽になったでしょう。しかし、残念ながら、まだこれで終わりではないようです。
未だに世界で「我慢の限界」を超える事態がどれだけ続くのかは分からない。