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□「最悪の日」はイラク刑務所虐待の発覚、退任の国防長官 [CNN]
http://cnn.co.jp/usa/CNN200612090009.html
「最悪の日」はイラク刑務所虐待の発覚、退任の国防長官
2006.12.09
Webpostedat: 15:28 JST
- CNN/AP
ワシントン――イラク政策が争点になった先の米中間選挙での与党・共和党の敗北を受け、辞任を表明したラムズフェルド国防長官(74)は8日、退任を前にした最後の同省職員集会に出席し、長官として「最悪の日」はイラクの首都バグダッド郊外の旧刑務所で起きた米軍兵士によるイラク人拘束者の虐待事件の発覚だったなどと振り返った。
事件は2004年4月に暴露され、イスラム諸国の強い反発を招いた。長官は事件を受け、ブッシュ大統領に2度、辞意を伝えたが、いずれも慰留されていた。
「最良の日」については、長官を去ることになる「12月18日からの週だろう」と冗談交じりに語った。同日からはゲーツ次期長官が執務を開始する。
ラムズフェルド氏はまた、長官に就任した2001年1月以降の米国は、最大の挑戦と歴史的な意義に直面した時期として歴史に刻まれるだろうとも指摘。国防長官として後世の歴史家にどう評価されたいのかの質問には「メディアの論調より良く思われたい」と場内を笑わせた。
自ら手掛けたイラク、アフガニスタンでの軍事作戦にも触れ、両国を放置し、崩壊させてはいけない警告。忍耐さえすれば、両国で成功の可能性があると強調した。
ラムズフェルド氏は1975年から77年まで国防長官を務めており、同相を2度務めるのは初めての例だった。