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□米国務省、ディカプリオ主演映画「ブラッド・ダイヤモンド」を批判 [ライブドア・ニュース]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2821090/detail
米国務省、ディカプリオ主演映画「ブラッド・ダイヤモンド」を批判
【ライブドア・ニュース 12月06日】− AP通信によると、米国務省のポール・サイモン次官補代理は5日、記者会見し、ハリウッドの人気俳優、レオナルド・ディカプリオさんの主演映画「ブラッド・ダイヤモンド」は、アフリカの紛争地域で生産されたダイヤが現代でも世界で大量に流通しているという誤解を国民に与えると述べ、同映画を批判した。これに対し、人権擁護団体は、現在でも紛争国の違法ダイヤが売買されており、それが世界各地の地域紛争を激化させているのは事実だとし、ディカプリオさんの映画への支持を表明、同映画をめぐる論争が激化している。
紛争国のダイヤモンドは「ブラッド・ダイヤ」と呼ばれ、この売買で得られた資金がアンゴラやシエラレオネ、リベリア、コンゴなどのアフリカ諸国で、地域紛争を長期化させ、数百万人もの人命が奪う戦争の資金源になっている。同映画は、このブラッド・ダイヤを通して、1990年代後半のシエラレオネの激しい内戦を描いている。同映画は、米国では8日から公開される。
同次官補代理は、映画の背景となった時代は、ブラッド・ダイヤの売買をなくすことを目的に制定されたキンバリープロセスの導入前のことだと指摘した。同プロセスは、ダイヤ原石の輸出入で生産地の証明書添付などを義務付けており、スイスで開催した2002年の国際会議で採択されている。その上で、同次官補代理は、1990年代後半の紛争地域の原石は、世界のダイヤ生産の4-15%を占めていたが、現在は「1%に満たない量」までに減っていると説明した。南アフリカのダイヤ業界も最近、同様の数字を発表しているが、「消費者が紛争地域の原石に懸念を抱くということは、ダイヤ産業にとって長期的な脅威になる」としている。
アムネスティーインターナショナルなどNPO(非政府組織)は、ブラッド・ダイヤの流通量がたとえ、わずかな量になっているとしても、違法な原石の流通はもっと減らすべきだと訴える。環境・人権擁護団体「グローバル・ウィットネス」(本部英国)の幹部、シャーミアン・グーチ氏は5日、声明の中で「問題の所在は明確だ。紛争に利用されるブラッド・ダイヤが依然として生産されている。消費者は、血で汚れたダイヤが貴金属店から完全に排除されていると信用することはできない」と強調した。【了】
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ライブドア・ニュース 戸塚雅美記者/em
(参照:http://blog.livedoor.jp/emasutani/)
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2006年12月06日23時33分