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http://www.tokyo-np.co.jp/00/kakushin/20061127/mng_____kakushin000.shtml
イラクへのシリア、イラン“関与”
治安の泥沼状態が続くイラク・バグダッドで過去最悪の連続爆弾テロが起き、宗派抗争が拡大している。中間選挙後、イラク政策の修正を急ぐ米国ではイラクの治安改善に向け、関与外交を仕掛けるイラン、シリアとの対話を求める声が高まる。だが「内戦前夜」のイラクでは、その効果を疑問視する声が強い。 (カイロ・萩文明)
●本丸襲撃
テロが起きたのは、イスラム教シーア派の反米指導者サドル師が率いる民兵・マハディ軍の支配地域だ。
イラクの治安部隊に入り込み、実際にはイスラム教スンニ派との宗派抗争の“主役”になっているシーア派民兵。口ではその「民兵解体」を掲げるイラクのマリキ首相も、政治的にサドル師派の支持を受ける立場では、簡単に手が出せない。
そこで、マハディ軍から虐殺を受け続けるスンニ派が、無策の首相に代わり、敵の本丸で実力行使に出た−。それが今回のテロの構図とみられる。
一方、マハディ軍の一部はサドル師にも制御不能の暴力集団。報復を止める者はいない。事件の後、サドル師とスンニ派聖職者は相互非難を強める。宗教的権威の“たが”も外れる中、両派の抗争はもはや「内戦」への道筋をたどり始めた様相だ。
●思惑交錯
このテロの直前、イラクの国境の外ではシリアとイランが動きだした。
米国などから武装勢力のイラクへの越境流入を許していると批判されるシリアは、四半世紀ぶりにイラクと復交。シリアはイラクに関与することで、米国の敵視を和らげ、体制の保証を狙う。
その先に、テロ支援国家の指定解除と、イスラエルとの和平交渉再開による占領地返還を目指す思惑だ。米国がシリアを利用してイラク戦略に巻き込む可能性は、十分にある。
一方、イラクのタラバニ大統領を招待したシーア派国家のイランにとって、最優先課題は核開発だ。この一点で米国との間に、現状で譲歩や妥協の余地はない。それでもイラク関与にかじを切った理由を、イラン研究者のサデック氏は「核開発と地域覇権の共有策で、米国から最大限の譲歩を得るため」と読む。
米国にとって、イラク政策でイランに助けを求めれば、その見返りは、シリアより格段に高くつきそうだ。
●過大評価?
だが、そもそも両国に、イラクの治安改善に貢献する「実力」はあるのか。
イラクのシーア派政党議員のメーラ氏は「魔法はない。関与しないよりはまし、という程度」と悲観する。米軍は実務レベルでシリアの国境警備を、実はある程度評価している。それでも攻撃が続くのは、既に闘争の主体が、イラクに流入してくる外国人からイラク人自体に移ったからだ。
イラクの政治学者ノエイミ氏は「開戦直後ならまだしも…。現地スンニ派だけで米軍やシーア派と戦い続ける土壌が育ってしまった。(今さら国境警備を強めても)もう手遅れ」と話す。
イランについても、政治評論家ゾバイディ氏は「既に十年分の武器が民兵に蓄積された。イランの影響力は混乱形成に有効だが、安定方向には作用しない」と断言する。期待される両国との対話の効果に、イラクでは大きな疑問符が付く。その過大評価にイラン、シリアがつけ込みかねない。
それでも、両国の関与が必要な理由−。イラクで宗派を超えて、あるシナリオがささやかれる。
米国と蜜月のシーア派議員は「治安回復はもう無理。無法状態のまま、米軍が撤収するには、内戦という口実が必要」と解説する。「その前に両国を巻き込めば、責任転嫁の余地が残る」
イラクを舞台に交錯する思惑の深層にあるのは、内戦阻止の目的ではなく、既に「内戦入り」を前提とした利害調整なのかもしれない。
転載以上。
イスラエル存続を目指すシオニズムの努力は、今後の中東において長期間の政治的不安定を創り出す筈である。
その為にこそ、アジアでは本格的な戦争を起こす事を米国は躊躇する筈だ。
中東へ新日本軍(自衛軍)が投入されることが密かに望まれている筈だ。
日本のあらゆる政党に対してこの方向への工作はなされるのではないか。
主にイランとシリアを優遇・買収し、イスラエル存続の為に協力行動を取らせる事を図るだろう。
しかし、この行動に積極的に踏み切れば、シリアとイランの両国は国内政治の不安定化を招く事になるだろう。
これは、レバノンやアフガニスタンのようになると言う事であり、より判り易い具体例を挙げれば、不安定なエジプトのようになると言う事である。
イラク分割支配を画策か? チェイ兄ィ米副大統領がサウジ入り=イラク情勢などを協議
http://www.asyura2.com/0610/war86/msg/425.html
投稿者 新世紀人 日時 2006 年 11 月 26 日 17:26:12: uj2zhYZWUUp16
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