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「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
=====【今号のポイント】================================
★(22日)レバノンで反シリア指導者が暗殺
★(23日)フランス軍が国防軍に対する発砲許可
★(24日)ガザで高齢のパレスチナ人女性が自爆
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2006年11月22日(水)
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*レバノンで、反シリアのクリスチャン系指導者ジュマイエル産業相が
暗殺された。同相はシリアをはっきり非難することで知られていた。
親シリア勢力による犯行と見られている。(H,Y,P)
*ハリリ元首相の暗殺に続く、反シリア指導者の暗殺で、レバノンでは
反シリアの現政権とヒズボラを中心とする親シリア勢力の対立が激化。
内戦が起こる可能性も高まっている。(H,Y)
*スデロット市の工場がカッサムロケット砲の攻撃により破壊され、労
働者1人が重傷を負い、病院で死亡。他にも1人が軽傷を負った。現
場近くにいた国連の調査官も被害状況を視察した。(Y,P)
*止まらないガザからのロケット砲撃を受け、国防軍はガザ再占領に向
けた作戦計画の立案を開始。(P)
*カッサムロケット砲の被害で、スデロット市から住民が避難している
との報道に「大いに満足」とハマスの軍事部門指導者。さらに砲撃を
強めてアシケロンからもユダヤ人を追い出すと語った。(Y)
*ガザで武装勢力が国際赤十字のイタリア人職員2人を誘拐し、数時間
後に釈放。国際赤十字は、ガザにおける活動を一時中断すると発表し
た。ガザでは外国人誘拐が散発的に発生している。(Y)
*世界63ヶ国の調査で、テロを恐れている人はコロンビアとインドが
97%、イスラエルは93%で3位。米国の政策はテロ撲滅に有益だ
との意見が44%、有害だとの意見は33%だった。(P)
*失われた十族の一つ、マナセ族の末とされる50人がインドから到着。
インドのミゾラムなどにはマナセ族の末とされる7000人がおり、
約1000人はすでにイスラエルに移民している。(H,Y)
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2006年11月23日(木)
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*ブッシュ大統領がイラクのマリキ首相とヨルダンで来週に会談へ。イ
ラクからの撤退に向けた準備と見られている。ヨルダン滞在はわずか
12時間。イスラエルとパレスチナの関係者とは会わない。(H,Y)
*昨日も自治区の各地で戦闘があり、パレスチナ人5人が死亡。パレス
チナ側によると、うち2人は民間人だったもよう。(H,Y,P)
*レバノン駐留のフランス軍が、危険を感じた場合には国防軍機を撃っ
ても良いと兵士に指示。双方の対立が強まっている。(P)
*ハマスに対する攻撃指針を閣議検討。シンベトの反対で、政治家に対
する攻撃は避けることになったが、ハマスの各種施設に対する攻撃は
状況に応じて行うことが決まった。(H)
*自治政府のアッバス議長が、ハマスとの連立政権について外交方針で
は合意が成立したと、アラブ系紙に語った。しかし、イスラエルとの
停戦や兵士釈放問題でまだ合意ができていないもよう。(H)
*ガザでファタハ幹部に対する暗殺未遂事件。予定されていたハニエ首
相とアッバス議長の会談は延期された。(P)
*昨日朝も、スデロット市では小学校にカッサムロケット砲が着弾。幸
いにも負傷者は無かった。同市では無差別のロケット砲攻撃を恐れ、
子供を学校に行かせない親が増えている。(Y,P)
*イスラエル国民の過半数が、シリアとの和平交渉に賛成。しかし、シ
リアの要求するゴラン高原返還には過半数が反対した。(H)
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2006年11月24日(金)
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*レバノンでは暗殺されたジュマイエル産業相の葬儀に20万人が集結。
反シリア、反ヒズボラ勢力の実力を示す場となった。(H,Y)
*国防軍がガザでPRC幹部ら3人を殺害。車に乗っているところをミ
サイルで攻撃した。車には爆発物も積載されていたもよう。(H,Y)
*イスラム聖戦、ファタハ、ハマスが、イスラエルが攻撃をやめればカ
ッサムロケット砲の発射をやめると宣言。政府は「カッサム砲攻撃が
止まれば、いつでも攻撃は中止する」と応じた。(H,Y,P)
*ガザの現状を視察したアルブール国連人権高等弁務官が、パレスチナ
によるロケット砲攻撃は民間人殺傷が目的で国際法違反だと明言。し
かし国防軍の攻撃でも民間人に被害が出ていると非難した。(P)
*ハマスのダマスカス本部の指導者マシャールが、カイロでエジプト政
府高官と会談。国防軍兵士釈放や、自治政府の新連立政権などについ
て協議が行われた。(H,Y)
*レバノン政府の要請を受け、国連安保理がジュマイエル産業相暗殺事
件の捜査に協力することを決定。(Y)
*ガザで57歳のパレスチナ人女性が自爆。国防軍兵士3人が負傷した。
孫を持つ女性が自爆したのは初めて。最高齢の女性自爆者となった。
孫を殺傷されたことに対する復讐と見られている。(H,Y,P)
*ペレツ国防相がスデロット市を視察中に、ガザからのロケット砲攻撃。
国防相が防空壕に逃げ込む場面がTVでとらえられた。(P,Y)
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[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretz.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
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発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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