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□米軍撤退後のイランによる侵攻をイラク・バース党は恐れる サラーフ・アル・ムフタール/アラビアニュース
http://blog.goo.ne.jp/harumi-s_2005/e/ab2b6c8be738ac0fb7ea990a93dc3d6b
米軍撤退後のイラン侵攻をイラク・バース党は恐れる サラーフ・アル・ムフタール/アラビアニュース
Q)イエメン在住中に、政治活動を禁じるために米国大使館からイエメン政府に圧力が掛けられなかったか?
A)イエメンの非公式筋から、「米国政府と、米英大使館、イエメン訪問の米高官らが、我々を追放し黙らせ、それどころか(米国に)引き渡すようイエメン政府に圧力を掛けた」と聞いている。イエメン政府の回答は、「あの人たちはイエメン政府とその国民の客である。イエメン人の道徳や伝統には、客を他人に引き渡すことは無い」というものだった。これは2年前のことだが、その後も繰り返されている。
Q)捕虜になっているサダム・フセイン大統領を救出するためにイラク抵抗勢力が、何らかの作戦を実行すると噂されたが、信憑性は?
A)その情報は不正確で正しくない。サダム大統領が捕虜として収容されているのは、戦車と軍用機で守られている米軍基地なのに対して、抵抗勢力には戦車も軍用機も無くゲリラ戦を戦っているのだから。
Q)イラク現政権の高官たちは、(サダムの)処刑判決は年内に執行されると言っているが?
A)米国のおもちゃであるマーリキー(首相)は決定権を持っていない。米国のみがそれを持つ。
Q)米軍追放後に、サダムは大統領に復権するか?
A)彼自身は大統領としての復権を望んでいない。重要なのはイラク解放であって、誰が大統領になるかに関しては問題は無い。
Q)バース党はイラクのアルカーイダと関係があるか?
A)イデオロギーの相違はあっても、占領軍と戦う全ての武装抵抗組織とバース党は意見が一致している。
Q)解放後のあなた方の計画を、(占領後の)イラク為政者たちはどう見ているのか?
A)彼らは占領軍に同行してイラクに入り、占領軍と共に出て行く走狗だ。イラクに残れば、裏切り者や犯罪人として裁判にかけられる。彼らのうち、イブラヒム・ジャーファリー(前首相)やアハマド・チャラビ(米国に飼われているイラク政界の元黒幕)はイラクから逃げ出し現在ロンドンで暮らしている。他にもイラクから逃げ出した下っ端の手先も居る。残留者たちは占領下で政府の要職に就いているが、多くの時間を国外で過ごしているし、イラクに居てもグリーン・ゾーンから出ることが出来ない。抵抗勢力が占領軍と交渉する条件の一つに裏切り者と走狗たちの引渡しがある。
Q)しかし彼らは、特に南部やシーア派優勢地域において民衆の支持基盤を得ているのではないか?
A)解放後半時間で彼らが逃げ出し誰も残らないと確言する。
Q)サダム・フセインが呼び掛けた「寛容」をどう見るか?
A)寛容とは抵抗勢力の路線を受け入れる者に対するもので、イラク人に犯罪を犯した者への寛容ではない。
Q)米国の面子を保つよう撤退する詳細を探るために、米国と、バース党や他の武装グループとの交渉は行われたか?
A)米国はバース党の参加無くしての解決策は失敗すると確信している。他の抵抗グループと交渉しても、バース党がイラクを実効支配しているのだからバース党の考えがあらゆる協定の成否を握る。バース党は50万人の戦闘員を持っているのだ。米国のジレンマは、交渉無しで撤退すれば、米国がイラクで敗北したとの印象を世界に与え、バース党を初めとする抵抗勢力と交渉すれば抵抗勢力に譲歩しなければならないことだ。譲歩に応じなければ交渉は実現せず、イラクで米軍が崩壊するまで米国人とイラク人の破滅は続く。従って、以後全面的な軍事崩壊か、交渉しか選択肢は無い。逃亡は彼らにとって最悪の結果を招く。
Q)交渉無しに米軍が突如撤退した場合、内戦の勃発を恐れないのか?
A)内戦は起きず、抵抗勢力はイラクを掌握し、5時間以内に治安を回復する。我々が危惧するのは、抵抗勢力との交渉無しに米軍が撤退した直後に、イランが直接的軍事介入に乗り出すことだ。ご存知のように、米国が計画する主目標はイラクの3分割だが、イラク駐留米占領軍のための主要な鈎爪(鉄砲玉)であるイランは、この計画実行の帰趨を制する要因である。
http://www.albasrah.net/ar_articles_2006/1106/mukht_211106.htm
【アラビア・ニュース】 齊藤力二朗 転載は一日1記事、再転載は見出しと序文、URLのみに限定
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