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http://www.cnn.co.jp/world/CNN200611140015.html
パレスチナ挙国一致内閣、首相にシュベイル氏起用へ
2006.11.14
Web posted at: 16:52 JST
- CNN/AP/REUTERS
ガザ市──パレスチナ自治政府のアッバス議長率いるファタハと、政権を握るイスラム原理主義組織ハマスは13日、ガザ市のイスラム大学学長などを歴任したモハメド・シュベイル氏(60)を挙国一致内閣の首相とすることで合意した。
長期に及んだ新内閣をめぐる交渉は、今回の合意で最も大きく進展したとみられる。ただ、自治政府を支援している欧米諸国が新内閣を受け入れるかは、新内閣がイスラエルを承認し、治安回復を図るかにかかっている。イスラエル政府は13日、パレスチナ自治政府が穏健化した場合は積極的に対話する可能性を示唆した。米国も同様の意向にある。
合意を発表したのは、シリアで亡命生活を送っているハマス指導者のムーサ・アブ・マルズーク氏。アッバス議長もシュベイル氏の指名を支持しているという。
シュベイル氏は米ウエストバージニア大学で微生物学の博士号を取得した穏健派。イスラエルや西側諸国は今年3月、ハマスが自治政府の政権を掌握したことを受けてパレスチナ自治政府への経済制裁を発動しており、同氏が解除交渉にあたる可能性に期待がかかる。
同氏はこれまでイスラエルに対する立場を公表していないが、周囲からは実際的な姿勢を評価されている。同氏自身もイスラエルのヘブライ語日刊紙ハーレツに対し、新首相に正式に任命された場合は「現実的」に対応すると明言した。同氏は故アラファト議長やアッバス議長と親交があり、ファタハとは良好な関係にある。
シュベイル氏は首相に任命された場合、主要政党が承認した独立勢力から成る「実務型(テクノラート)内閣」を率いる。新内閣はイスラエルに対する立場を明言せず、パレスチナ自治区内の問題に取り組む。アッバス議長はイスラエルとの和平交渉を継続する。