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□米大統領、イラク情勢より国内景気を強調へ 中間選挙 [CNN]
http://cnn.co.jp/usa/CNN200610230015.html
米大統領、イラク情勢より国内景気を強調へ 中間選挙
2006.10.23
Webpostedat: 17:21 JST
- CNN/AP
ワシントン──米中間選挙が１１月７日に迫るなか、ブッシュ米大統領は今週、経済に強い共和党を有権者にアピールする。ホワイトハウス関係者が２２日語ったところによると、ブッシュ大統領はイラク情勢やテロ対策を引き続き強調する意向だが、先日明らかになった米景気好転の兆しで、信頼強化を図るという。
米経済成長率は今年１─３月に５．６％と２年半ぶりに最高を記録したが、４─６月は２．６％にとどまった。有権者は依然景気の先行きに不安を持っているものの、ガソリン価格は下落し始め、株式市場は高値を記録し、クレジットカード金利や不動産ローンの変動金利は横ばいになっている。また、米全国産業審議会の経済指数は先月上昇し、９月の消費者物価はここ１０カ月で最大の下げ幅を記録した。
ブッシュ大統領は、景気に対する楽観的見通しや第３四半期の企業業績に対する期待感が、ニューヨーク株式市場のダウ工業株３０種平均を初めて１万２０００ドル台に押し上げたことを指摘する予定。２３日にワシントン市内で中小企業に関する座談会に出席し、ＣＮＢＣの単独取材を受ける。２４日には共和党敗北の恐れが指摘されている、フロリダ州第１３区の応援に駆けつける。
ＡＰ通信とイプソス社が今月行った世論調査によると、経済問題を重視する米有権者は８８％で、イラク情勢やテロを重視する有権者とほぼ同じ割合。また、ブッシュ大統領の「イラク問題への対応を認める」が３７％にとどまった一方、「経済政策を認める」は４２％に上った。
下院の２０数議席が改選されるペンシルベニアやミネソタ、オハイオ、ワシントンなど各州では、経済問題が選挙運動の要となっている。民主党は下院で１５議席、上院で６議席の奪還を狙っている。
ホワイトハウス関係者は、経済が「大きな注目を集めていない重要問題」であり、米国内の一部の選挙戦に影響を与えるだろうとの認識を示した。
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