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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu130.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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日本が核で脅されているのをアメリカが黙認したら、日本も核を
持たざるをえません。射程3000キロの中距離核を開発せよ!
2006年10月23日 月曜日
◆「日本の核武装論」が持つインパクト 10月22日 ワイルドインベスターブログ
http://wildinvestors.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_7fa6.html
本ブログは7月に「日本も核武装するぞ!って脅せよ。そうすりゃあ中国様が必死になるからさ」と提言しましたが、自民党の麻生さんや中川昭一さんがそれを言ってくれたおかげで北への包囲網が強まっています。
参照 → 今こそ「核武装論」+「分担金永久滞納」!
相変わらず笑ってしまうのが、テレビのコメンテータや平和団体・反核団体です。北の核武装には「刺激してはいけない。相手の意思を尊重して話し合いを続けろ」というくせに、日本がやろうとすると「議論するのも言語道断!核武装はいけないと昔から決まっているんだ!」と、すさまじい勢いで言論封殺をします。さすが全体主義者は不公平で支離滅裂ですな。
まあアホは放っておいてみんな討論してますから、健全な民主主義だと思いますよ。10年ほど前であれば西村眞悟さんがそれを口にしただけでクビにされましたから、かなり「無抵抗敗北主義平和真理教」の呪縛が解けてきたのだと思います。
で、ネットを覗いたらこんなサイトで盛り上がっていました。訳文が超絶愉快なので、まだの方はまず読んでみてください。
「今日の覚書、集めてみました」より
【クラウトハマーGJ】日本カードだけがアジアの危機を救う!@ワシントン・ポスト
原文: 第二次大戦は終わったんだよ(ワシントンポスト)
訳者のユーモアも楽しいんですが、原文もそれに近い感じですね。さっそく要チェックリストに加えてしまいました。
こういった文章を読むと、やっぱりアメリカはまともな国だよなあと思ってしまいます(かなり変なところもあるけど・笑)。少なくとも戦後の日本は米国にとって価値観を共有できる同盟国であり、周辺国を侵略したり、民衆を虐殺したという歴史はない。それどころか米国を助けるために資金や技術をサポートしてくれて、お互いの国益が一致している理想的な関係にある。こういったことを評価してくれている人が日本で報道されることはほとんどないのですが、このような意見があることを知るだけでも勇気づけられます。
で、この文章を見て思ったのは、「日本の核武装カード」ってのは、周辺のならず者国家だけではなくアメリカに対しても有効なんだなあと。自分が7月にそれを提案したときはあまり考えていませんでした。
確かに日本が核で脅されているのをアメリカが黙認したら、日本も核を持たざるをえません。しかしある面で臆病なアメリカは、同盟国といえどもいつその核が自国に向くかわからないので、核拡散自体に反対するのが基本です。現に台湾やオーストラリアも核武装をストップされたそうですから、やむをえない場合を除いて認めるはずがありません。
ではその「やむをえない場合」というのは何かというと、「価値観を共有できない国」に「価値観を共有できる同盟国」の存続が脅かされた場合です。冷戦時にソ連の脅威にさらされた英国は核武装を認められていますし、西ドイツはアメリカから核ミサイルをレンタルして、わざわざ敵が見えるような場所に配置しました。そういった強い姿勢が「熱い戦争」を引き起こすことなく、自由主義諸国を勝利に導いたのです。
そのようにしてヨーロッパでは冷戦が終わったわけですが、アジアではまだそれが続いています。なぜなら「カネは持ってるけどリスク感覚がほとんどないおマヌケな経済大国」があって、自国を犠牲にしてまで周囲の軍事独裁国家を支援してきたからです。また米国も民主党政権下で、「ソ連の次の敵は日本だ!」とレポートを出して、日本を弱体化させるという判断ミスを犯しています。
しかし現在のように東アジアの自由主義諸国が核の脅威にさらされるようになったら、アメリカは自国の利益のために日本を守らざるを得ません。日本が敵側に乗っ取られてしまえば次はハワイですし、安全でスキルの高い基地を失っては中東政策(=石油の確保)もままなりません。
さらに洗脳された日本人が資金と技術を結集してカミカゼアタックをかましてくることを考えたら、最終的にはアメリカが勝つにしてもイヤすぎるトラウマでしょう(まあ日本のほうがはるかにひどい症状で、アメリカと戦うなんて考えたくもないPTSD状態なんですけど)。
そういう意味で、日本が「核武装しようかなあ」というのは敵味方問わず自国の地位を高めるために有効な戦略だったんですね。日本の核武装を止めるためには、米国も「本国に準ずる日本防衛の意思」を明言せざるを得なくなるわけですから。
もっとも戦後の首相たち(たとえば吉田茂)は米国に対して「日本も共産主義になっちゃうよ?」と脅しながら援助を得ていたと聞いたことがあります。まあ、嫌われない程度にわがままを言って自分を高く売るのは恋人同士でも会社と社員の間でもやっていることですから、節度をわきまえてやってください(笑)。
しかしライスと麻生と中川昭一って、いい味出してるよなあ。まるで組み麻雀みたいなコンビネーションだ。
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麻生 「中」
ライス 「ポン!」
麻生 「白」
ライス 「ポン!」
将軍様 「九万・・・」
ライス 「あらぁ、そんなの出るかしら? 大三元ね。4万8千点」
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ライス 「連荘ね。ピンゾロで2」
中川 「俺も2だ」
ライス 「あらぁ、また配牌でアガってる。天和が続くだなんてやめられないわ」
胡錦涛 「(ミエミエのいかさまなのに手下がアホだから対抗できない・・・)」
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こんな調子で、日本の政治もだいぶ楽しくなってきました。
本当は天国と地獄の境目なんだけど、自由の国にいるのだから楽しくピンチを凌がないとね。
◆北朝鮮の生きる道 10月20日 ワイルドインベスターブログ
http://wildinvestors.cocolog-nifty.com/blog/2006/10/post_f379.html
風雲急を告げる東アジア情勢ですが、北朝鮮に対してこれまで擁護を続けてきた中国や韓国も、(表向きは)非難するようになってきています。
笑っちゃいけないんですが、もしかして韓国の人たちは「北朝鮮の核は日本向けだから心配ない」というセリフを真に受けていたんですかね? これまでさんざん北にカネや物資を貢いで、自分が狙われていることに気づいて慌てているとしたら、まぬけとしか言いようがありません。
まあ日本人のほうも今ごろ「放射性物質が流れてくる」とか心配していますから、人のことは言えないんですけどね。これまで自由に船を出入りさせて、武器・麻薬・偽札を日本に流し、逆に資金や物資を北に送ることを黙認していたくせに、何を騒いでいるんでしょうか。地方自治体によっては北朝鮮関連施設を無税にしてサポートしてますから。今でも陰に陽に、北を支援している人たちは大勢います。
それにしても、中国が一転して北を締め付けるようになったことを意外に思っていました。日本や台湾に核武装させないために表向きはそう言わざるをえないにしても、この豹変振りはなんだろう。
「アカシックレコード」で有名な佐々木敏さんのメルマガでは
北朝鮮「偽装核実験」の深層 〜最後は米朝同盟!?〜
http://www.akashic-record.com/y2006/fakenk.html#01
この偽装核実験は主に中国との関係を意識したものだと言っています。つまり潜在的には中国と仲の良くない北朝鮮が同盟関係を破棄し、もしかしたら米朝同盟を結ぶための工作ではないかと。
佐々木さんが言うように、かつて中華人民共和国(中国)はソ連との同盟関係を破棄し、大躍進で数千万人の死者を出しながらも核武装し、しまいには米ソ対立を利用して国連の常任理事国にまでなりました。http://www.melma.com/backnumber_115_1126478/
これを現在の北になぞらえると、「中国との関係が悪化して国民が大量に死んでも構わないから核武装したい。そして大国間の対立を利用して自国の地位を上げたい」という戦略になります。仮想敵国が中国となれば近づく先は当然アメリカで、「米朝同盟」というのもあながち変ではないのかなと。そうして考えると、中国が北につらく当たるようになったのも納得がいきます。
アメリカにしてもモンゴルやキルギスといった内陸に楔を打つより、日米で海からいくらでも支援できる北朝鮮のほうが拠点にしやすいでしょうからね。それから地政学に詳しい知り合いが言っていましたが、「遠交近攻」の原則から言うとあの位置に日本と仲の良い政権があったほうが、何かと便利だそうです。それどころか、日本陸軍の正当な継承者は北朝鮮(の軍部)なのだとか。
まあ日本の場合は拉致問題もありますし、親日政権を立てても逆に本国を乗っ取られて「関東軍状態」になることが目に見えていますから、日朝同盟というわけにはいかないでしょう。しかし国際戦略のためなら独裁者とでも手を組む米国なら、当然オプションとして考えていると思います。
そんなわけで、北のファイナルアンサーが近づいてきました。
人民解放軍がなだれ込んで占領。中華人民共和国の一部に。もしかしたら民衆は中央アジア開発のために強制移住させられるかも。
米朝同盟により軍備・経済強化。南と平和裏に統一し民主主義の防波堤となる。
うーん、しかし今のところ(2)は考えにくいなあ。中国は北も南も呑み込んで消化するつもりだし、米軍は南から撤退を決めているし・・・半島を守るのはコストがかかるからね。
かと言って北と南が中国に呑み込まれると日本に難民がたくさんやってきて
「強制連行された。謝罪しろ! 賠償しろ!」
「掛け金は払ってないけど年金よこせ」
「選挙権よこせ」
と騒ぎ出すろくでもない未来予想図が透けて見えますから。このまま潰れないでいてもらいたいという人の考えも理解できます。
拉致問題は当然解決するにしても、日本政府は制裁と崩壊後をどうデザインしているんだろう?
またカネを貢ぐつもりで、予算を確保してたりして。
(私のコメント)
中国が北朝鮮を崩壊させないのは、アメリカに対する牽制のためですが、アメリカが国力の衰退でイラクと北朝鮮の二面作戦が出来ない事を見越してポーカーゲームを繰り広げているのです。北朝鮮がこれだけ暴れればアメリカもイランに対して戦力を集中させる事ができません。
アメリカがイランに対して攻撃が出来ないとなればイランはやりたい放題のことが出来るようになる。石油をユーロで売る事でドルの基軸通貨体制はぐらつく事になりアメリカの致命傷になる。さらには核開発も進むだろうし、ミサイル開発でもイスラエルに届くミサイルも完成するだろう。
その意味ではイランと北朝鮮は対米共闘しているのですが、これに対してアメリカは一国でしか対抗が出来ない。出来る事なら日本に北朝鮮を押さえ込んでもらってイラン攻撃に集中したいところでしょう。しかし日本を軍事大国化させることはアメリカ自身が押さえ込んできたのですが、世界のあちこちで反米国家が出来てアメリカはお手上げ状態だ。
頼りになりそうなイギリスやフランスはヨーロッパでは同盟国でも極東アジアでは遠すぎて共闘できない。ならば現実的な判断として日本と言う番犬を養成するしか方法は無い。しかし東京裁判や戦後教育で日本は犯罪国家であり非武装で反戦平和教育を施してきたから、すぐには役にはたたない。
政治家達もアメリカの植民地状態に安住してしまって外交と防衛はアメリカに丸投げしている。そのほうが気楽なのですが国民はたまったものではない。国民はいくら一生懸命働いて利益を上げても、税金として国に巻き上げられてその一部はアメリカに還流するシステムが出来上がっている。
日本政府は巧みにそのシステムを隠しているが、株式日記ではそのシステムを暴露してきた。外貨をドル建て一本にしているのもそうだし、円高を防ぐと称してドル買いを続けてアメリカ国債を買い続けているのも還流システムの一部だ。これを帝国循環と言いますが、大英帝国とインドの関係がアメリカと日本との関係でも出来ている。
そのシステムが日米の繁栄につながればいいのでしょうが、バブル崩壊以降は日本経済の低迷が続いていますが帝国循環によるものであり、この流れを断ち切らねばなりません。その為には日本の自立が必要条件であり、外交と防衛の独立も勝ち取らねばなりません。
現状のままでは日本はアメリカの代理人と中国の代理人が日本の資産を食い荒らしてしまって、日本の国益を守る事はできません。日本の内政問題にもこの両国は何やかやと口出しをしてきて自分達に利益誘導してきます。そのような事が出来て外国の手先のような政治家を排除できないのも独立国ではないからだ。
「年次改革要望書」なるものが毎年アメリカから突きつけられますが、マスコミはこの存在を隠し続けた。竹中経済大臣ですら見たこともないとしらを切った。このようにアメリカに過度に依存し続けるとアメリカは日本を騙していいように利用されてしまう。中国も歴史問題を持ち出してはODAで6兆円も日本から金を引き出した。
1990年頃までは冷戦構造であまりあこぎな事はできなかったが、アメリカと中国は戦略的パートナーシップを構築して日本を経済的敵国としてジャパンバッシングしてきた。日本の政治家達は日本を立て直すために何も出来なかった。アメリカのルービン、サマーズ財務長官が事あるごとに干渉してきたからだ。
中国が元の切り上げに抵抗できるのも中国が核武装国家であり、国益を守るために毅然としているからですが、日本の政治家にはそれが無い。靖国神社を参拝するのも中国の顔色を伺うようでは情けない。北朝鮮の拉致問題も警察などは早くから気がついていたにもかかわらず政府は動かなかった。日本が独立国であったのならば起こりえない事件ですが属国意識から外国には強く出られない体質を政治家は身に付けてしまった。
日本が根本的に立ち直るには自主防衛と核武装が必要だ。そうしなければ外国との外交交渉も対等には出来ない。その上で対等な条件で日米安保を結べば良い。航空管制空域も主要な部分は米軍が押さえてしまって旅客機は自由に飛べない状況はおかしい。このような問題はマスコミもほとんど取り上げず国民には知らされない。
北朝鮮の核実験は極東の軍事バランスを崩し、アメリカの出方を注目していましたが、ライス国務長官が各国を訪問して外交的にしか動いてはいない。とても北朝鮮を空爆するなどといった行動は無理なようだ。アメリカはスーダンやアフガニスタンと言ったろくな軍備も無いような国には空爆するのに、北朝鮮は空爆できない。核を持ったらなおさら出来ない。
北朝鮮は今後もアメリカを挑発し続けるだろう。しかしアメリカは外交的な努力しか出来ないだろう。このような状況が続けば日本が攻撃されてもアメリカは反撃できるのか心配になってくる。日米安保の空洞化が心配されますが、アメリカの核の傘は破れ傘だ。
北朝鮮が崩壊したらどうなるか時間の問題と思われていますが、中国は援助し続けるだろう。アメリカは常識的には北朝鮮など空爆で潰してイラン攻撃に備えたいところなのでしょうが、もはや出来ない。イランを攻撃できなければアメリカのドル基軸通貨体制は崩壊する。どちらにしてもアメリカは手詰まりだ。となれば日本が核武装して北朝鮮をぶっ潰すしかない。
(とはいっても北朝鮮を潰せば避難民が大勢日本にやってきて強制連行だの謝罪だの賠償などと騒ぐのは目に見えているから困った事だ。)