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□イラン大統領「シオニスト体制にとって、世界はもはや安全ではない」 [News from the Middle East]
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/newsdata/News20061021_3753.html
2006-10-21 アフマディーネジャード「シオニスト体制にとって、世界はもはや安全ではない」 ハムシャフリー紙
2006年10月21日付ハムシャフリー紙
【政治部】マフムード・アフマディーネジャード大統領は「今後シオニストどもに与する政府は、いかなるものであれ、憎悪以外得るものはないということを知るべきだ。なぜなら、この体制は死にかけているからだ」と語った。
マフムード・アフマディーネジャード大統領は《エルサレムの日》に、テヘラン金曜礼拝の説教の前座として、核問題、パレスチナ問題、及びホロコースト問題について演説を行った。
ISNAが大統領の発言として伝えたところによると、大統領はパレスチナ問題の重要性の高さについて指摘し、「なぜ一部の国は全力で、自らの評判を犠牲にしながらも、偽造された体制であるシオニスト体制を支持するのかが問われている」と疑問を提起した上で、次のように付け加えた。「この体制は、ある明確な使命を帯びて、地域に作られた。すなわち、地域諸国を間断なく脅かすこと、そして強権的列強が自らの悪しき目的を達成して、地域諸国に対して掠奪を働くことができるような環境を整えることが、この体制の使命に他ならない」。
大統領はさらに、次のように強調した。「ある国が強権主義的諸国と何らかの取り決めを結ぼうとすると、これらの諸国はその前提条件として、まずシオニスト体制を正式に認めよ、国際機関でシオニスト体制を支持せよ、と迫られる。これが現在の状況なのだ」。
大統領はその上で、次のように続けた。「この体制の支持者どもに告ぐ。この体制は死にかけている。〔この体制を支持しても今後〕いかなる利益も得ることはない。もっとも、利益を得ることなど、これまでもなかったと思うが」。
アフマディーネジャード大統領はまた、「今日、シオニスト体制には、まったく力はない」とした上で、「シオニスト体制は現在、まるでお払い箱になるしかない、消耗した戦争機械のようになっている」と述べた。
大統領は、イランの核活動が不透明であるとの一部の主張を退けた上で、「残念ながら、現在イランの核問題が平和裏に進められていることに対して、一部の者は反対の声を上げている。ところが、彼ら自身は、IAEAが定めた規則に従おうとしていない」と語った。
大統領はさらに「イランが核の平和エネルギーを獲得することに反対の声を上げている諸国は、イランに対する自らの行動によって、よい結果を得ることはないということを知るべきだ。あなた方は、すべての規則を遵守し、IAEAと協力し、〔核施設への〕監視の許可を与えた国民に対して、このような対決的姿勢に出ているのだ」とした上で、西洋諸国に向けて、イランの平和的核活動に対する対決的姿勢がもたらす結果について、次のように語った。「あなた方のこのような振る舞いが、どんなメッセージをもたらすか、お分かりか?あなた方のこのような振る舞いは、今後世界の諸国がNPTやIAEAに加わらなくなることの原因となるだろう。なぜなら、彼らはIAEAの加盟国でない国々が、自らの権利をより簡単に手にできるのを目の当たりにすることになるからだ」。
▼ イスラエルは人類にとって、今日最大の問題
マフムード・アフマディーネジャード大統領は、《エルサレムの日》とは、唯一神を信仰し正義を希求する人間の力を強権的植民地主義体制に対して示す日である、との見解を示した上で、「エルサレム占領体制は、人類にとって今日最大の問題である」と強調した。
大統領は木曜日の夕刻、20回目となる地方遊説の一環として、エスラームシャフル市にある《ペルシア湾》スタジアムで演説し、アメリカの指導者たちはシオニスト体制のすべての犯罪行為に加担しており、シオニスト体制の犯罪行為に対する地域諸国民の怒りは爆発していると強調した上で、「この偽造された体制を作った者たちは、たとえ百年が経とうとも、地域と世界の諸国民がこの体制を認めることなどないだろう、ということを知るべきだ」と述べた。
〔後略〕
URL: http://www2.hamshahri.net/hamnews/1385/850729/news/siasi.htm#s7836
(翻訳者:斎藤正道)