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□英元内相がアルジャジーラ敵視の事実を告白 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2598557/detail
英元内相がアルジャジーラ敵視の事実を告白
同社イラク支局爆撃の引き金となる
【アルジャジーラ特約18日】英国のブランケット元内相が16日、英国テレビ「チャンネル4」のインタビュー番組で、戦時内閣の内相当時、ブレア首相に対して、アルジャジーラの運用センターを正当な(攻撃)目標とみなしていると進言したと発言したことに対し、アルジャジーラは18日、声明を発表して、訴訟を提起する用意があると述べた。
アルジャジーラのバグダッド支局は2003年4月、米軍機の爆撃を受け、タレク・アユーブ記者が死亡した。これは、ブラケット内相(当時)がブレア首相に、イラクの首都にあるアルジャジーラのテレビ中継所を爆撃すべきであると勧告した2週間後のことであった。
ブランケット氏はインタビューで、「私は何も気に病んではいない。なぜなら、当時は戦争だったのであり、戦時下では、放送が問題を起こし続けることは許されないからだ」と語った。
メディア機関を攻撃することが国際法に触れないのかという質問に対し、同氏は
「そうだね。あの戦争の時、そんなことはちっとも考えなかった。わが方が侵攻している国の領内で、宣伝機関が実際に反対宣伝を続けることができるなどと保障することには考え及ばなかったね」と語った。
爆撃については、「それが誤爆撃だったかどうかは知らない。しかし、私はそれが合法だとは言わないよ」と答えた。
アルジャジーラはこれに対し、ブレア英首相に対して、インタビューについての公式見解を明らかにするよう求め、「わが社は、ブランケット氏の発言やその立場が無責任であって、アルジャジーラにとってばかりか、世界中でのメディアの自由に対して危険であることを見出した」と声明した。
声明はさらに、「アルジャジーラ・ネットワークは自由な報道機関に対する、かかる態度に憤激を感じる。国際的な報道組織として、アルジャジーラ・ネットワークは、従業員の生命そのものに対する懸念が増していることに鑑み、法に従う措置をとらざるを得ない」と述べた。
アルジャジーラのアラビア語放送部門のアハメド・アル=シェイク報道主幹は「当時、アルジャジーラが標的にされたのは、イラクに戦争を仕掛けていた人間たちが、アルジャジーラの報道したことを気に入らなかったからである。我々はテロを問題にして報道していたが、あれは正真正銘のテロだった」と語った。
同主幹はまた、アルジャジーラは当時、現場で戦争の真実を放送していたが、他のメディアは「粉飾されたこと」を伝えていたのだと述べた。
カタールに本社を置くアルジャジーラは2003年のイラク侵攻の間、米国当局者から繰り返し、偏向しているという批判を浴びたが、その一方で、当時のフセイン政権からも攻撃され、記者2人が報道活動を禁止されたのである。(翻訳・ベリタ通信=日比野 孟)
2006年10月19日16時13分