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□北朝鮮 武力衝突予想図 [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2581151/detail
北朝鮮 武力衝突予想図
国連安保理は今週中にも、北朝鮮に対する初の制裁決議を採択する。米国案には北朝鮮船舶への臨検が含まれている。「日本も法改正で応じるべきだ」などという意見もあるが、国民は覚悟した方がイイ。以下、臨検、武力衝突のシミュレーション――。
安保理の制裁決議に臨検が盛り込まれれば、北朝鮮に出入りする怪しげな船舶は公海上でもすべて検査対象になる。
「国旗を掲げていないなどの不審船を発見した場合、まず無線で停船を呼びかけます。相手が従わず、こちらの幅寄せに対してぶつかってきたら、正当防衛が成立する。いったん離れて、機関砲で船首や操舵室などを撃って止めます。向こうが抵抗をやめれば、10〜20人の特殊訓練を受けた検査官が拳銃と自動小銃を持ってヘリやボートで乗り移る。船中で抵抗した相手は、射殺することになります」(軍事ジャーナリスト・神浦元彰氏)
01年12月、鹿児島・奄美大島沖で、海上保安庁の巡視船が北朝鮮の不審船と壮絶な銃撃戦になった。巡視船は停船命令と警告を発し、20ミリ機関砲で威嚇射撃を行ったが、不審船は逃げ続け、撃ち合いに。海上保安官3人が負傷。不審船はロケット弾までぶっ放し、最後は自爆、沈没した。
米軍による臨検が実施されれば、これをはるかに超える事態になるのは間違いない。軍事ジャーナリストの世良光弘氏がこう言う。
「核関連物質とか覚醒剤などの積み荷があれば、なおさら激しく抵抗するでしょう。そうした北朝鮮の船舶には必ず特殊部隊が同乗しているので、米朝の特殊部隊同士の武力衝突は避けられないと思います」
米軍が乗り込んできた後、北朝鮮側は船もろとも自爆テロという事態もあり得る。日本周辺で武力衝突や自爆テロが起こり、安倍政権がこれを「周辺事態」と認定すれば、自衛隊の米軍支援が可能になる。地方自治体も後方支援に協力させられることになる。
海自は99年3月の能登半島沖不審船事件の後、臨検を任務とする「立入検査隊」を編成、各護衛艦に配置した。04年10月には相模湾沖で、05年8月にはシンガポール沖で行われた“臨検訓練”に米軍などと一緒に参加している。
米軍による北朝鮮のミサイル基地などに対する限定的空爆説も一部でささやかれている。隣の国で戦争が始まり、日本がそれに巻き込まれる可能性は、国民が想像するよりもはるかに高い。
【2006年10月13日掲載】
2006年10月16日10時00分