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□車の自爆テロで兵士5人死亡 タリバン勢力がアフガン国軍攻撃 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2577130/detail
車の自爆テロで兵士5人死亡 タリバン勢力がアフガン国軍攻撃
【アルジャジーラ特約14日】アルジャジーラの報道によると、アフガニスタン南部カンダハル州の報道官は14日、国軍部隊の車列を狙った車の自爆テロ事件が同州ガリ地区で起き、兵士5人が死亡したと発表した。
これに対し旧政権タリバン勢力の関係者はテロの実行を認めるとともに、死亡した兵士数は20人以上と明らかにした。
関係者によると、ガリ地区を通過していた国軍部隊の車列の近くで、車に乗った犯人が自爆テロを起こしたという。
タリバン勢力は13日にも東部のラグフマン州などで、州知事の車列を襲撃、暗殺を企てるなど、政府側への攻勢を強めている。同州知事は銃撃を受けたが、無事だった。
グラブ・マンガル同州知事によると、同知事が命を狙われた事件は過去2カ月で今回が2回目という。この襲撃での死傷者の有無は分かっていない。
マンガル知事は「知事職にある者はどんなに良い仕事をしても、(タリバンから)命を狙われる。東部パクティア州のタニワル知事もそうだった」と述べるとともに、「知事は執務室にこもっていたら仕事ができない。州民との対話や現地視察などで外出機会が多く、命を狙われることも覚悟せねばならない」と強調した。
また、13日夜には、ザブル州で警察のパトロール隊がタリバン勢力の攻撃を受けた。この交戦で警察側に2人、タリバン側に3人の死者が出た。
さらに、パクティア州アリヨーブザジ地区でも同日、米軍に雇われていた民兵6人が道路わきに仕掛けられた爆弾の爆発で死亡した。
このテロ事件では、米軍部隊の車列が現場に差し掛かった際、遠隔操作によって爆弾が爆発し、同車列に加わっていた民兵の車両が破壊されたという。
このほか、カンダハル市の中心部でも、爆薬を積んだ車両が北大西洋条約機構(NATO)軍部隊の車列に突っ込み、同軍兵士1人と市民8人の計9人が死亡した。
NATO軍当局者によると、タリバンなど反政府勢力との衝突、交戦回数はここ数週間、減少している。しかし、反政府勢力はアフガニスタン軍および駐留国際軍の弱体化を狙った自爆テロなどの攻撃を強化している。(翻訳・ベリタ通信=志岐隆司)
2006年10月15日12時12分