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http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2006/10/post_74c8.html から転載。
10/13/2006
ブッシュ:「なんで俺が北朝鮮のことを心配しなきゃならないんだ?」
ボブ・ウッドワードの最新著作『State of Denial: Bush at War, Part III』によれば、大統領就任前のブッシュは北朝鮮について非常に興味深い話をしている。(source )
以下に、書籍から一部翻訳して引用:
ジョージはバンダル王子を脇に座らせて言った。「バンダル、君は世界についてよく知る最高のダチだ。ひとつ教えてくれよ」
「知事殿、何のことでしょう?」
「なんで俺が北朝鮮のことを心配しなきゃならないんだ?」
私にもわからない、とバンダルは言った。彼がファハド国王のために取り組むことのない少数の国家のひとつが北朝鮮だった。
「世界の隅々の国について説明を受けるんだが」ブッシュは言う。「皆が北朝鮮のことを話すんだよ」
「知事殿、」バンダルは言った。「あなたが北朝鮮を心配する理由について、ひとつお教えしましょう。」
「いいとも、お利口さん」ブッシュは言った。「教えてくれ」
「北朝鮮の国境付近には3万8,000人のアメリカ兵が駐留しています。(中略)少なくともこれは重要な点ですよ。国境を越えて一発やられれば、たちまち兵士の半数が死ぬでしょう。化学兵器や生物兵器、あるいは通常兵器であれ、1万5,000人ほどの米兵が死んで、合衆国は途端に戦争突入です。」
「フーン、」ブッシュは言う。「他の連中も、ズバリ単刀直入に言ってくれりゃいいのにな。北朝鮮の歴史の本を半分くらいまで読んでたところだよ。」
「では、もうひとつの答えをお教えしましょう。もう北朝鮮の心配はしたくないでしょう?」バンダルは聞いた。このサウジアラビア人は、アメリカが東アジアの紛争に巻き込まれることなく中東政策に集中するよう望んでいた。
「そうは言ってないよ。」ブッシュは応えた。
「ですが、もし気にしたくないのでしたら、(在韓)駐留米軍を撤退させてみてはいかがでしょう。そうすれば、単なる地域紛争になります。ゆっくり事態を検討する時間ができますよ。“介入すべきか?せざるべきか?”という具合に。」(以下略)
ワシントンポスト紙の軍事評論で知られるウィリアム・アーキン氏の著作『 Code Names: Deciphering US Military Plans, Programs, And Operations In The 9/11 World』(2005年刊)によれば、韓国内80ヶ所の米軍施設に駐留する兵士数は約3万7,000人。バンダル王子の外交プロとしての優秀さが伺えるやりとりである。