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偉大なジャーナリストの死 (シバレイのblog)
*<ロシア>反プーチンの著名女性記者、自宅アパートで射殺
Excite エキサイト : 国際ニュース
記事のタイトルを見ただけで、ポリトコフスカヤ記者が殺されたんだな、とわかった。
毎日の記事では、「99年から第2次チェチェン紛争を取材し、ロシア連邦軍による住民虐待の実態を暴く記事を発表した」と書かれているが、あれは「虐待」なんてものではない。まさしく大虐殺だ。何しろ、チェチェン共和国の人口の4分の1が殺されたのだから。
プーチンは、ロシア版「対テロ戦争」という演出の元、チェチェンへの軍事作戦でその地位を不動のものとした。ブッシュ政権もアフガニスタン空爆でロシア側の協力を得るため、ロシア軍の動向にいちいち口を挟むことはしなかった。EU諸国も、カスピ海油田の利権を気にして、歯切れが悪かった。
そんな中で、文字通り命がけでたたかったポリトコフスカヤ記者は真のジャーナリストだった。今や「警察国家」となってしまったロシアでは難しいかもしれないが、事件の真相があきらかになる事を願う。
偉大なジャーナリストの冥福のため黙祷。 # by rei_shiva | 2006-10-08 13:51 | 世界のニュース | Trackback(1) | Comments(1)