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http://0000000000.net/p-navi/info/news/200610102050.htm から転載。
2006.10.10
何人もの負傷者を抱えた一家は──ガザ、ガリア家
6月9日にガザの海岸でイスラエル軍の攻撃に遭い、 一家のうち7人を一度になくしてしまったガリア家 のことは頭にこびりついている。父親の遺体を見て泣き叫んでいる、生き残ったフーダちゃんの姿は世界に大きく配信された。のちにパレスチナ武装グループがイスラエル軍基地を攻撃し、兵士ひとりを拉致したきっかけのひとつともなった事件だった。
そのガリア家のその後を伝えるメールが届き、支援を要請している。
ガリア家3家族(兄と弟、甥の一家)のうち、攻撃で負傷して治療中のメンバーが8人。4人がエジプト、2人がベール・シェバ(イスラエル)、2人がテルアビブ(イスラエル)で治療していて、うちテルアビブで治療している17歳のアイハムさんはいまだ集中治療室のなかにいる。他のメンバーも手足を切断したものが多く、再手術やリハビリテーションを必要としている。
また、生き残った家族の面倒を一手に引き受けているラマダンさん[海岸で殺されたアリ・ガリアさんの弟]は、2005年1月にイチゴ畑でイスラエル軍が子どもたちを攻撃した際に甥を4人殺され、息子のアイサさんを負傷させられるという目にも遭っている。このアイサさんは両足を切断され、エルサレム、イスラエル、イランで治療を受けてきたが、義足をつけることがまだできていない。
ラマダンさんは、テルアビブで集中治療室に入っている甥のアイハムさんの付き添いを3ヶ月行ってきたが、残りの家族のこと、資金の問題でもうガザに戻らなければならないと書いてあった。
稼ぎ手もいなくなり、多額の治療費を抱えて、ガリア一家は他からの支援なしにはやっていけない窮地に立たされている。
一家への寄付や詳しい状況については、 「Help the Ghalia family」 に。小切手や銀行送金先もこちらに。(「How to Donate」のコラムに、checkとbank accountが。ラマダンさんに親しい人々が受取人をやっているとのこと──ガザへの直接送金が難しいためだと思われる)
ちなみにガリア一家が支払わなければならないのは、救急車での搬送代(2500ドル)や治療費、今後のリハビリや手術代などで、総額でどのくらいになるのかわからない。
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[一家まるごと被害に遭うという悲劇は、パレスチナでは珍しくない。ミサイル攻撃は一緒にいた一団を襲うものだから……。けれども、ガリア一家のように残された家族の多くがひどい負傷をして、経済的にも追いつめられるというのは、そうそうないだろう。本来はイスラエルが責任をとるべきだが、イスラエルは法的にパレスチナ人犠牲者への補償を閉ざしている…。ガリア一家だけではなく、このような被害者を救済する措置が国際的に講じられてもいいはずだ。それがない現状では、募金が集まることを祈るのみ。私も少しでも送りたい]