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□イラン政府、擁護の姿勢 北朝鮮の核実験実施の発表 [CNN]
http://cnn.co.jp/world/CNN200610100040.html
イラン政府、擁護の姿勢 北朝鮮の核実験実施の発表
2006.10.10
Webpostedat: 20:57 JST
- CNN/AP
テヘラン――朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の地下核実験実施の発表で、イラン政府のエルハム報道官は10日、同国は、核兵器など大量破壊兵器の利用に反対するが、「今回の問題の基本原因は、米国の政策、振る舞い、方法などにある」として北朝鮮を擁護する姿勢を示した。北朝鮮の実験発表に対するイランの公式の論評は初めて。
イランは自国のウラン濃縮の権利をめぐって現在、欧米社会と対立。この問題は、イランへの制裁実施を視野に、国連安全保障理事会の場へ移行している。米国などは、北朝鮮とイランは、ミサイル技術の共有で協力していると疑っている。
イランの国営ラジオは9日、北朝鮮の実験は、米国の脅威と屈辱を与える行動に対する対抗措置との見解を発表しており、報道官の今回の見解はこれと同じ文脈になっている。
エルハム報道官は、イランは核兵器なき世界の提唱を主導して強調してきたと自賛。「もし大国が真剣であるなら、核兵器に対抗する対策は、自らの核武装の解除をまず始めることだと」と強調している。
イランの新聞は、実験実施の発表について、北朝鮮に同情的な論調を展開しており、「米国の膨張主義的な政策が世界を危険な領域に追いやっている時、国家は抑止力として核兵器を保持することも期待されている」などと主張している。