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□死の灰飛来は? 20年ぶりに環境放射能調査 [夕刊フジ]
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/radioactivity/story/10fuji320061010016/
死の灰飛来は? 20年ぶりに環境放射能調査 (夕刊フジ)
北朝鮮の地下核実験で懸念されるのが放射性物質、いわゆる「死の灰」の日本への飛散だ。北は「放射能流出のリスクはまったくなかった」と表明したが、実験の成否はいまだ明らかになっていない。放射能が漏れた場合、早ければ10日午後にも北日本を直撃する見込みという。北の身勝手な核実験で人体への被害、そして農産物や水産物にはどう影響がでるのか。関係者の間では風評被害を不安視する声もあがっている。
塩崎恭久官房長官は9日の声明で「実験が事実としても、人体や環境への放射能の影響は問題のない範囲と考えられる」と述べ、国民に自制を求めた。核実験の規模が大きかった場合、「かなりの放射能が漏れ、国境を越えて飛散する可能性がある」(米政府関係者)と予想されたが、比較的小規模かつ地下での実験だったこともあり、広島大学の鎌田七男名誉教授(放射線生物学)は「放射性物質が日本へ到達するとしても微量で、人体にはほとんど影響がないだろう」とみている。
一方で物資不足の北では実験場の十分な強度が確保できず、核爆弾から地上につながる坑道の“栓”が吹き飛んでいる可能性も捨てきれない。
韓国原子力安全技術院は完全に放射能が漏れたと想定して、放射性物質がソウルに到達するまでは2−3日かかると予想している。ただ、現地の風向は西南西、風速1−3メートルで、放射性物質は日本海から中朝国境を流れる豆満江に向け飛散すると分析している。
仮に日本へ「死の灰」が飛来する場合、風向きによっては1日あまりで届いてしまうと予想される。日本原子力研究開発機構がかつて北朝鮮国内で地上実験が行われた場合の「死の灰」到達シミュレーションを行った。
それによると30時間後には北海道、秋田、青森の一部、54時間後には北海道、東北、北陸のほぼ全域、78時間後には東京に到達する結果が算出されている。
米軍は、上空の放射性物質を採取して分析する任務を担う空軍の大気収集機WC135C(通称・コンスタントフェニックス)を沖縄の嘉手納基地に配置している。9日はスタンバイしたままだったことから、「死の灰」が到達するとすれば、若干、時間がかかる見通しだ。
また、航空自衛隊は9日夜、日本海上空の大気中の塵を収集して環境放射能調査をするため、複数のT4ジェット練習機を飛行させた。臨時飛行は旧ソ連のチェルノブイリ原子力発電所事故(1986年)の際に実施して以来20年ぶり。パイロットは被ばく防止のため携帯型の放射線測定装置を着用した。
鎌田名誉教授は「地下実験であり、放射性物質はそれほど高くは吹き上げられない」と予想するが、「米国はネバダ州など地下水のない所で実験しているが、北朝鮮は山地で地下水が存在する。環境汚染を一番気に掛けないといけない」(鎌田教授)と警鐘を鳴らす。
一般的に実験場が縦坑だった場合、地下水が入り込みやすく、土壌汚染が進む可能性が高くなる。今回、実験が行われた咸鏡北道(ハムギョンプクド)花台(ファデ)では横坑で、深度は地表に近い位置で行われたとみられている。韓国の消息筋によると「現地は地下水脈が豊富」といい、汚染された地下水が日本海へ流れ込んだ場合、水産物に深刻な影響が出るのは確実だ。現在、北から日本へはウニ、アサリ、シジミ、タコといった海産物が輸出されている。また中国へはスケソウダラが輸出されており、こうした水産物を通した放射能汚染が懸念される。
[2006年10月10日16時43分]
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【速報】「北朝鮮、核実験強行…放射能漏れなし」 [朝鮮日報]
http://www.asyura2.com/0610/war85/msg/404.html
投稿者 white 日時 2006 年 10 月 09 日 13:02:17: QYBiAyr6jr5Ac