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□【核開発】北朝鮮「全世界がわれらの敵」 [朝鮮日報]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2549396/detail?rd
【核開発】北朝鮮「全世界がわれらの敵」
3日の核実験宣言以降、核実験計画の放棄を求める国際社会の圧力が高まっている中で、北朝鮮は秋夕(旧盆)連休期間に追加発表や注目に値する動きを見せず、沈黙を守った。
◆孤立を自ら招く北朝鮮
北朝鮮は国連安保理の理事会が、6日に核実験計画放棄を促す議長声明を満場一致で採択したことについて、9日未明まで公式の立場を明らかにしなかった。韓国政府の当局者らは、ミサイル発射の際と同様に北朝鮮が国際社会の警告を無視し、「我が道を行く」可能性が高いと見ている。
こうした中で金正日(キム・ジョンイル)総書記が今年7月、平壌に集まった在外公館長らに「今や全世界が敵であり、自力で難問を解決すべきだ」と指示した、と日本の東京新聞は報じている。金総書記は会議に出席しなかったものの、ミサイル発射に対する安保理決議に賛成した中国とロシア、肥料などの追加支援を凍結した韓国を名指しして「信頼できない」と批判したという。
また、北朝鮮の一部高位当局者らが最近、中国に対して「米国のイヌではないか」と述べたという話も出ている。これは米国と中国は戦略的パートナーである以上、中国を信頼することはできないという立場を明らかにしたものだ。これにより韓国政府は現在、中国の北朝鮮を抑制する機能に期待をかけるのは難しいと判断しているという。
一方、朝鮮総連の機関紙・朝鮮新報は5日、北朝鮮の核実験宣言は「虚言ではなく、明白に行動を前提としたものだ。米国の態度が変わらない限り、既に決定された朝鮮の核抑止力強化の日程は、修正なくそのまま執行されるだろう」と報じている。
北朝鮮が安保理の警告声明の採択過程で安保理側と外交的接触をほとんど取らなかったことも、「我が道を行く」可能性を裏付けている。日本の一部マスコミは、北朝鮮が米国との対話チャンネルだった国連北朝鮮代表部の韓成烈(ハン・ソンリョル)次席大使の後任を派遣しないことにしたと報じている。
これに関して毎日新聞は、当初韓次席大使の後任と見られていた軍縮平和研究所のキム・ミョンギル首席研究委員が、次席大使ではなく格下の参事官に内定したようだと報じている。
◆北朝鮮内部の結束強化
北朝鮮のメディアらは、4日までは核実験を宣言した外務省声明を繰り返し報じていたのに対し、5日以降は核実験関連の報道を一切行っていない。代わりに金委員長の党総書記就任9周年を迎える8日にはすべてのメディアを動員し、「金正日賛美」に力を注ぐなど、内部の結束を固めようとする様子を見せている。
こうした中、朝鮮中央通信は5日、金総書記が朝鮮人民軍大隊長・大隊政治指導員大会に出席したと報じた。金総書記の公の活動を伝えるのは、先月14日に金剛山を訪問したと報じて以来、およそ20日ぶりのことだ。
一方、北朝鮮軍部が中国の王光亜国連大使の発言に反発し、このため北朝鮮が核実験を前倒しで実施する可能性がある、と8日にロイター通信が北京の消息筋の話として報じている。
王大使の発言とは、ボルトン米国連大使が「(北朝鮮核問題に関して)国連安保理で、“北朝鮮の保護者”らがいかなる行動を取るのか明らかでない」と述べたことについて、王大使が今月5日、「どの国を指しているのかは分からないが、悪い行動を取る国を誰も保護することはできないだろう」と語ったことを指している。
北朝鮮軍の将官らは、このような「中国による保護の必要性」という概念に強く反発し、金総書記に核実験の計画を前倒しで実施することを促している、と匿名を希望する消息筋が語ったということだ。
東京=鮮于鉦(ソンウ・ジョン)特派員
キム・ミンチョル記者
朝鮮日報
2006年10月09日17時44分