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パレスチナでの内戦を警告−アラブ紙
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2544244/detail
【ドバイ7日】アラブ各国の新聞は、パレスチナで内戦がぼっ発する可能性があると警告した。イスラエルを承認するよう求めたアッバス・パレスチナ自治政府議長の要求をイスラム原理主義組織ハマスのハニヤ首相が拒否したためだ。
サウジアラビア紙オカズは論説記事で、「差し迫るパレスチナ内戦」との見出しを掲げ、パレスチナの政治情勢はこれまでにないほど危険な状況になっていると指摘した。ハマスの主催で6日に行われたガザ市の大規模集会≪写真≫ではハニヤ首相が演説し、多くの民衆が詰め掛けた。同紙によると、隠せないような内戦の兆候が表面化しており、事態も切迫しているという。オカズ紙は、ハマスとアッバス議長の支持母体、旧与党ファタハの大規模な衝突が近い将来に発生する懸念があるとし、アラブ諸国の有力者が即座に介入する必要性があると訴えた。同紙は、内戦の最大の痛みは正にイスラエルがこれを最も望んでいる点であると結論付けた。
アラブ首長国連邦(UAE)紙アルバヤンも、「イスラエルはパレスチナ民衆が血みどろの衝突で分裂状態に陥るのを喜んで見守るだろう」と指摘した。カタール紙アッシャルクは、アッバス議長や西側諸国の支持者は、ハマスの存在やハマスが抱く懸念を無視することはできないはずだと分析した。また、ハニヤ首相を支持している多数のパレスチナ人の声は、この危機のいかなる解決策にも反映させる必要性があると強調した。
パレスチナではここ数日間に起きたファタハとハマス支持者の衝突で、約10人が死亡している。〔AFP=時事〕
2006年10月08日10時01分