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□治安作戦でイラクの米軍犠牲者が増大 [イラク情勢ニュース]
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan2006/view/20061006/1160131373
2006年10月6日(金)
治安作戦でイラクの米軍犠牲者が増大 2006/10/06
10月4日付ロサンゼルス・タイムスは、米軍関係者とアナリストの分析として、バグダッドで大がかりな治安作戦(取締り)が始まってから2ヶ月、イラク人治安部隊の犠牲者同様に米軍の死亡者も増えている、と報道した。
◆U.S. Fatalities in Iraq Rise Amid Crackdown
米軍発表によると、9月にはイラク全土で74人の米兵が死亡し、そのうちの3分の2はバグダッドにおいてである。米軍の当局者は、これをもって重要な変化と断言するのは早計だが、最近の死亡者数の増加は、それまでの厳重に警護した基地内から、8月以降はバグダッドの街頭に配置されるようになって、アメリカ兵が戦闘にさらされることが増えたためと説明している。
ブルッキング研究所の調べによると、アメリカ兵の犠牲は増えたが、イラク人治安部隊の死亡数は9月には150人に減り、6月以降では最も少なかった。
軍事専門家は、この傾向を、イラク軍が強化されると同時に、他方ではアメリカ兵を狙うゲリラの戦術・技術もより効果的なものになっていると分析している。
ところで、米兵死者数については、今年3月にはわずか31人であったことから、国内・外の報道では、「反米ゲリラ勢力の作戦が米軍を標的にしたものから宗派間の争いに変化した」などと解説するものが少なからずあった(4月13日のコメント&速報を参照)。今回のロサンゼルス・タイムスの記事は、いみじくも、今年前半期における米軍死者数が少なかったのは、米軍がもっぱら基地内に閉じこもることが多かったからであることを改めて指摘するものでもある。
しかも、米軍およびイラクの傀儡勢力を標的にする反米ゲリラ勢力=レジスタンスと、一般市民を標的にしたり宗派分裂を画策する正体不明の暴力を働いている武装集団とは、まったく異質なものであるのに、それを同じもののように描くのは米軍の占領に反対する勢力を「テロリスト」と描きたいアメリカの思惑であって、まったく事実と違うことも再度、指摘しておきたい。
(統計的に比較区できる数字として米軍発表による数字を扱うこともあるが、それが正確な数字を正直に伝えているという意味ではない)
作成者 山本史郎 : 2006年10月6日(金) 19:42 [ コメント : 0]
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米軍の死者は増大しているのに、イラク国防軍の死者は減っている(ロサンゼルス・タイムズ)
http://www.asyura2.com/0610/war85/msg/236.html
投稿者 さすれば 日時 2006 年 10 月 04 日 14:17:44: reQxnNwQ2shuM