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(回答先: ボブ・ウッドワードにも見捨てれた馬鹿ブッシュw 投稿者 アメリカ言いなりでヤコブ病 日時 2006 年 10 月 05 日 07:56:35)
2006年10月04日22時31分
http://www.asahi.com/international/update/1004/031.html
イラク問題の逆風を受けるブッシュ米大統領は、11月の中間選挙の目標を「上下院での過半数維持」と、あえて低めに設定している。テロとの戦いを強調しながらも、自らの露出は控えめにして、なんとか「逃げ切り」をはかる戦略だ。
「我々はイラクにとどまり、戦い、そしてイラクで勝つだろう」
ブッシュ大統領は3日、西部カリフォルニア州ストックトンの公会堂であった共和党下院議員の応援演説で大見えを切った。「テロリストの電話を(盗聴で)聞くべきでないと思うなら、民主党に投票すべきだ」とまで言い、与野党の違いを鮮明にした。
だが、威勢のいい言葉とは裏腹に、不人気のブッシュ氏が選挙遊説にまわる機会は限られている。9月以来、報道陣に公開された選挙遊説は、ジョージア、フロリダ、アラバマ、ネバダ、カリフォルニアの各州。比較的、ブッシュ氏に寛容な地域が目立つ。
一方で、接戦が予想される州では、報道陣を入れない内輪の資金集めの会合に専念した。民主党が優位に立つ北東部にも、ほとんど足を踏み入れない。行っても候補者にはありがた迷惑だからだ。
民主党は、相手候補とブッシュ大統領が一緒に写った写真を配るなど、「ブッシュ氏との近さ」を攻撃材料にしている。ブッシュ氏がこだわる法案に同調した率の高さを宣伝する例もある。
これに対し、北東部ペンシルベニア州の共和党、ガーラック下院議員は最近、不法移民問題を例に挙げ、公然と「大統領とは意見が合わない」という広告を打った。メリーランド州の共和党、スチール候補はわざわざ記者を集めて「ブッシュ批判」を展開。バージニア州のアレン上院議員は、次期大統領候補とされるマケイン上院議員の推薦を受ける広告を流し、「ブッシュ色」を薄めようと躍起だ。
ブッシュ政権はすでに選挙結果のハードルを下げている。チェイニー副大統領は9月に入って「共和党が上下両院で勝つのは確かだ」と胸を張ったが、裏を返せば「過半数は維持する」と述べただけ。共和党の議席減は織り込み済みとなっている。
民主党が上院で6議席、下院で15議席上積みすれば与野党が逆転する。これを許せば、議長や委員長などのポストが民主党に渡る。任期を2年残して政権が「死に体」となるのを防ぐためには、過半数維持が必要だ。
政治評論家のチャーリー・クック氏は先月27日、「今日が中間選挙なら、民主党が下院で15〜17議席を上積みして過半数を得る」との分析を示す一方で「ガソリン価格の下落はブッシュ大統領と共和党に好材料」と指摘。「テロ対策やガソリン価格にスポットライトが当たれば、共和党の過半数維持は可能」との微妙な見方を示した。
だが、今月に入って、政権の実態を暴露するウッドワード氏の新著が話題を呼んでいるほか、フォーリー前議員の性的スキャンダルも波紋を広げており、共和党にとって逆風は強まるばかりだ。