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□サダム死刑判決への世界の反応 [イラク情勢ニュース]
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/uruknewsjapan2006/view/20061113/1163420521
2006年11月13日(月)
サダム死刑判決への世界の反応 2006/11/13
ちょっと時間がたったが、サダム・フセインへの死刑判決が世界でどのように受けとめられたか、記録を残す意味でも記しておきたい。
なお右に掲載し写真は、アルバスラ・ネットから。
以下はロサンゼルス・タイムズ(米)およびインデペンデント(英)の報道から。
ロシア下院議長: 「犠牲者がでたのはムダでなかったと示すためにも、(ホワイトハウスは)3000人のアメリカ兵の死を正当化する必要があったのだろう」
レバノンのレストラン従業員: 「サダムはアラブの国の大統領だった。これはアメリカの占領下でおこなわれた政治裁判だ」
ヨルダンの国会議員: 判決は違法であり、裁判は「歴史的な茶番劇」と言える。
ヨルダンの宝石商: 「もしサダムが死刑だというなら、公正を期してブッシュとオルメルトにも死刑を宣告すべきだ。もしブッシュがこの4年間に世界をよくしたのなら、サダムを死刑にすればよい」
カイロのリハビリ施設職員: 「裁判全体が不当なものだ。占領軍がイラク国民に対して犯したこの4年間の犯罪と大量虐殺は、サダムが犯したとされる犯罪の4倍に相当する」
EUの声明: EUはいかなる条件のもとでも死刑判決を支持しない。「今回の件でも死刑判決は執行されるべきでない」
テヘラン・タイムズ(イラン国営紙): 「サダム裁判をプロパガンダとして利用する目的から米国政府は裁判を1年以上遅らせた。サダムの死刑判決の背後で共和党がインチキをしている。共和党のキャンペーンのためにはサダムに下された死刑判決が最良のものだったのだろう」
エルサレムのヘブライ大学に在籍するイラク問題専門家: 「思い起こされる事実は、フセインが判事と論争し、ハンストをおこなったことだ。もし、この裁判を通してのイラク政府の目的が過去の傷を癒し過去のトラウマから逃れることだとしたら、その目的は今回の裁判では果たせない」
アントニオ・カシース(元ユーゴ国際法廷のイタリア人判事): この裁判は茶番劇だ。「ニュルンベルグ裁判でも勝者の裁きと言われたが、少なくとも裁判は公正だった」、「サダム・フセインは殉教者となるだろう。既に反米主義のヒーローと見なされている」
死刑判決を支持する声は、米、英、日、壕の大統領あるいは首相から出ているほか、イスラエルとクウェート、イラクで政府を支持す立場の者から出されているが、同じような主張で内容が乏しい。
作成者 uruknews : 2006年11月13日(月) 21:22 [ コメント : 0]