★阿修羅♪ > 戦争85 > 1641.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
イラク・テロ死者1日で159人 英米兵も7人
朝日新聞 2006年11月13日10時37分
http://www.asahi.com/international/update/1113/002.html
(写真:
葬儀のために遺体を包んで運ぶイラク人のボランティアたち=バグダッド南郊のナジャフで10日、AP )
イラクでは12日、爆弾テロが相次ぐなどして、一日の死者が計159人にも達した。また、英米兵も攻撃などで計7人が死亡。壊滅状態の治安の早急な立て直しを求められているマリキ首相は同日の声明で、近く「包括的な内閣改造」に踏み切る方針を表明した。
AP通信によると、中部バクバの電力会社裏で12日、75遺体が放置されているのが見つかった。うち31遺体に爆発物が仕掛けられている恐れがあるため、イラク側は米軍に処理を依頼した。そのほか、バグダッドの各地区でも、銃殺された25遺体が見つかった。
また、バグダッドの警察官募集所では、体に爆弾を巻いた男2人が自爆し、35人が死亡した。現地メディアによると、バグダッドでは他にも中心部で男2人による同時自爆テロがあり5人が死亡するなど、爆弾テロが相次いだ。
イラクでは今月9日にも、一日に見つかった死者の数が72人に達していた。バグダッドとその近郊では、暗殺の応酬に加え、住み分けが進んだスンニ、シーア両派が互いの地区に向かって迫撃砲を撃ち合う市街戦状態に陥っている。
英国防省は12日、南部バスラ沖で警戒中の艦船が爆破され、英兵4人が死亡、3人が重傷を負ったと発表。駐留米軍も同日、米兵3人が西部アンバル州で前日の戦闘中に死亡したと発表した。AFP通信によると、イラク戦争開戦以来の死者は、英兵125人、米兵は2844人となった。
マリキ首相の内閣改造表明は、シーア派民兵に牛耳られ、スンニ派暗殺への関与が指摘される治安部隊の改革などを目指して、閣僚を大幅に刷新するためとみられる。