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□米の拒否権行使に非難相次ぐ イスラエルのガザ住民殺害問題 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2709499/detail
米の拒否権行使に非難相次ぐ イスラエルのガザ住民殺害問題
【アルジャジーラ特約12日】イスラエル軍が8日、パレスチナ自治区ガザ・ベイトハヌーンの住宅地を砲撃、子ども7人、女性4人らを死亡させた事件で、国連安全保障理事会は11日、同事件の”真犯人”イスラエルへの非難決議案を否決した。これを受けて、アラブ連盟は否決につながった「米国の拒否権行使」を強く非難した。
アラブ連盟のムーサ事務局長は「米国の拒否権行使でイスラエル非難決議案が否決されたのには驚き、かつ落胆した。この拒否権行使には今後、怒りの声が押し寄せるだろう」と非難するとともに、「多くの市民を殺害したイスラエルの行為を守るために、拒否権が行使されるとは、どうしても理解できない」とも強調した。
さらにムーサ事務局長は、イスラエルが「公正かつ均衡の取れた姿勢」を見せない限り、アラブ社会はイスラエルとの和平を受け入れないだろうと警告した。
同非難決議案は安保理非常任理事国のカタールが提案した。これに対し、ボルトン米国連大使は採決を前に、同提案を「均衡を欠き、イスラエルへの偏見に満ち、政治的動機に基づいている」と批判した。
これに対しエジプトのアブルゲイト外相は声明の中で、「米国の行為はイスラエルの望む状況をもたらすと同時に、パレスチナ人たちのいら立ちを高めるものとなる」と指摘、さらに、「国連安保理はその責任を十分に果たし、ガザ地区で行ったイスラエルの蛮行を直視すべきだ」と非難した。
エジプトとアラブ諸国は、イスラエル軍による今回の住民攻撃が、パレスチナ自治政府内で現在、ファタハとハマスがたどり着いた挙国内閣樹立合意に悪影響を及ぼすことを懸念している。
また、ハマスの報道担当、ハマド氏は米国の拒否権行使は同国の中東政策のひずみを示したものだと非難、その上で、「米国の出方は予測していた。米国は常に、イスラエルに対しこのような虐殺を認める姿勢を続けているからだ」と強調した。
一方、アラブ連盟当局者によると、同連盟加盟諸国は12日にもカイロで緊急外相会議を開き、イスラエルによるパレスチナ人民への攻撃問題を話し合う予定。
同外相会議はまた、国連安保理にパレスチナ人民保護に向けた国際監視部隊を創設する決議案を採択するよう要請する。
今回の事態に関し、イスラエル政府は住民死亡に遺憾の意を表しているが、ガザ地区での軍事行動は継続する方針を明らかにしている。(翻訳・ベリタ通信=志岐隆司)
2006年11月13日00時37分
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イスラエル非難の安保理決議、米が拒否権発動 [CNN]
http://www.asyura2.com/0610/war85/msg/1608.html
投稿者 white 日時 2006 年 11 月 12 日 17:04:08: QYBiAyr6jr5Ac