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□ソマリア北西部の自治区で戦闘 支配ひろげるイスラム主義運動・ICU [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2687063/detail
ソマリア北西部の自治区で戦闘 支配ひろげるイスラム主義運動・ICU
【アルジャジーラ特約6日】ソマリアの準自治区であるプントランドで、イスラム法廷評議会(ICU)の部隊とプントランドの武装集団が6日、激戦を演じていると伝えられる。この報道が正しければ、ICUが自治区の軍隊と交戦するのは初めて。
ソマリアの首都、モガデシュを6月に占領して以来、ICUはソマリア全土に支配権を拡大することを宣言していた。しかし、ソマリア北部のプントランド、ソマリランドの両自治区の指導者たちは自分たちの領域に侵入すれば、ICUと断固として戦うと言明してきた。
ICUによると、プントランドの部隊は6日、同地区の境界に集合していたICU武装部隊に先制攻撃を仕掛けてきたという。ICU筋は同日朝、ロイター通信に対して、「プントランドの部隊がガリンスール地域で30分ほど前、われわれを攻撃した」と語った。
ガリンスールはプントランド自治区の境界から約60キロ南方の町である。
前線指揮官はロイター通信に対して、部下たちが攻撃されたのはプントランド部隊とICUが今年初め、モガデシュから駆逐した部族指導者に忠誠を誓っている戦士集団の連合であると語った。この指揮官は「彼らは多数の重火器と『テクニカル』で攻撃してきた」と話したが、『テクニカル』とはソマリアの言葉で、銃器と戦闘要員を載せた小型トラック改造型の戦闘車両のことである。
死傷者に関する情報はまだない。また、プントランドの行政当局者との連絡もとれていない。
イスラム法廷評議会(ICU)は今年の夏、モガデシュとソマリア南部の過半を占領した。この運動の指導者たちは、ソマリア全土と隣国エチオピアのソマリア人が居住する地域に支配を広げるつもりだと語っている。
このICUの野望は過去15年間で初めて中央政権を再興しようとしている暫定政府のそれと直接、向かい合っている。暫定政府はプントランドの主要部族と密接に結び付いている。ユスフ臨時政府大統領は2001年までプントランドの公選首長であった。
エチオピアの派遣軍、数千人はプントランド内部に駐留して、戦力を強化し、暫定政府が本拠を置くバイドアにも駐留している。
エチオピア政府は、バイドアには軍事訓練要員を数百人派遣しているだけだとしている。
ソマリアの北半分は、プントランド、ソマリランドの両準自治区の本拠で、両地区とも民主主義体制が機能し相対的な安定とを確立している。ソマリランドは両自治区のうちでもよく統制されており、他国から承認されていないものの、独立を宣言している。(翻訳・ベリタ通信=日比野 孟)
2006年11月08日01時37分