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(回答先: ガザの市民砲撃は「技術的な失敗」 イスラエル(asahi) 投稿者 近藤勇 日時 2006 年 11 月 10 日 21:15:03)
イスラエル機がフランス部隊「挑発」 あわや交戦
http://www.asahi.com/special/MiddleEast/TKY200611100346.html
レバノン南部に展開する国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)のフランス軍部隊にイスラエル軍戦闘機が攻撃態勢を取り、交戦寸前になっていたことがわかった。ドストブラジ仏外相は9日、駐仏イスラエル大使を呼んでレバノン上空の飛行をやめるよう要求した。イスラエルによる「敵対飛行」は他の部隊に対しても繰り返されており、国連部隊を巻き込んだ挑発行為に国際社会から非難が高まりそうだ。
アリオマリ仏国防相が9日、下院などで説明した「一触即発の事態」はこうだ。
10月31日午前、イスラエル軍のF15戦闘機4機がブルーラインと呼ばれる撤退ラインを侵犯したのを、デイルキファに駐留する仏部隊が察知。低空飛行で部隊に接近した4機は、ミサイル発射や爆撃時に特有の降下と上昇を2度行った。仏部隊も自衛のため対空ミサイルの発射態勢を取ったという。
「通常の交戦規定なら上官の許可なく反撃可能だった。現場の兵士の冷静な判断が重大な事態に発展するのを防いだ」と国防相は説明した。
ドストブラジ外相はイスラエルのシェク大使を外務省に呼び「重大な懸念」を表明。レバノン領空の飛行をやめるよう求めた。大使はAFP通信に「(レバノンのイスラム教シーア派武装組織)ヒズボラの武器密輸の監視のための飛行だった。攻撃的なものではなく、仏部隊が誤解したのではないか」と語った。
だが、イスラエルによる「挑発」は今回が初めてではない。レバノン沖を航行中の独軍艦船や仏軍のフリゲート艦に対してもイスラエル機が発進した。9日にもナクラのUNIFIL拠点の上空をイスラエル機12機が飛行。UNIFILの主力部隊である仏側には「戦闘状態を誘発し、停戦の無効化をねらった挑発行動」という不信感が募っていた。
仏政府や軍内部には派遣前から、イスラエルとヒズボラの双方から挑発の標的になりかねない、として消極論が強かった。だが、部隊の主軸を期待する国際社会の圧力を受け、8月下旬に2000人の派遣を決定。現在は総勢9500人のUNIFILのうち仏から1650人が参加している。