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□武装集団の餌食にされるトラック輸送 イラクの治安悪化を象徴 [アルジャジーラ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2516162/detail
武装集団の餌食にされるトラック輸送 イラクの治安悪化を象徴
【アルジャジーラ特約9月30日】治安悪化が深刻化しているイラクでは、物資の輸送を行うトラック部隊も、武装集団の格好の餌食とされ、襲撃、殺人、拉致、略奪、放火などが相次いでいる。
このためイラク西部アンバル州で営業するトラック業者・運転手たちは今、首都バグダッドとを往復する危険なルートをやめ、より安全な隣国シリアとの取引に変更している。
アンバル州の同業者によると、ここ数週間で、バグダッドとを往復していたトラックが武装集団に襲われ、運転手数人が殺害された。
▽白旗掲げる警察当局
これに対し首都とを結ぶハイウェーを管理しているイラク警察当局は、「われわれには武装した民兵組織や集団を取り締まる能力がない」と、無責任にも、取り締まる姿勢を見せる前から早々に、”白旗”を掲げる始末。
同当局者は「緊急事態が発生しても、応援部隊を要請する通信機器さえない。それどころか武装集団と戦う武器も不足しており、自分たちの身の安全を守ることさえ心もとない状態だ」とため息をついている。
無法状態についてトラック運転手たちは「バグダッドとを往復するのはまさに命がけ。”暗殺部隊”に襲われれば、輸送品を奪われるだけでなく、命も失いかねない」と恐怖感を口にしている。
▽安全が第一
このためトラック業者たちは今、危険がいっぱいのバグダッド・ルートを避け、より安全なシリアとの取引に営業を替えている。
シリアから買い付けるのは野菜、果物、台所用品などの日用品、それに貯水用タンク、パイプ、セメントなど建設用品で、イラクからはカイムやルドバ産のナツメグ、野菜がシリアに運ばれる。
この結果、アンバル州の都市ファルージャやヒイットなどの市場には現在、「メイド・イン・シリア」と記された商品が多数並べられている。
ヒイットの商人によると、商売の安全を期すため、携帯電話やインターネットを利用しながら、(シリアの首都)ダマスカスやアレポの相手と取り引きしているという。
この商人はまた、「ヒイット―ダマスカス間は約700キロもあり、ヒイット―バグダッド間に比べ約170キロも遠い。しかし、バグダッドに行くまでには武装集団による襲撃の危険性、多数の検問所・障害があってスムーズには輸送できず、ダマスカス行きのほうが安全かつ商売上も魅力的だ」と話している。
▽拡大する対シリア交易
とはいえ、イラクの治安状態が悪化の一途をたどっている現在、バグダッドだけでなくシリアやヨルダンへ向かう道路も危険に満ちているという。駐留米軍のパトロール部隊や輸送車部隊に銃撃され、殺される可能性もあるからだ。
「砂漠のど真ん中を走る道路で、米軍の輸送車部隊と出会ってしまったら、最も肝心なのは、通り過ぎるのをじっと待つ辛抱強さだ」。こう話すのはイラクとシリアとの間で営業しているタクシー運転手、ワリド・ハジムさんだ。
イラク内の治安悪化の影響で、シリアとの交易は今後、さらに拡大するとみられている。シリア側も自国産物をイラク・アンバル州へ輸出することを奨励している。とりわけ、イラク側の商人たちにとって歓迎すべきなのが、シリア側が取引上の税金や関税の取り立てを行っていないことという。(翻訳・ベリタ通信=志岐隆司)
2006年10月01日13時38分
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投稿者 white 日時 2006 年 9 月 30 日 01:41:11: QYBiAyr6jr5Ac
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投稿者 white 日時 2006 年 9 月 06 日 22:02:56: QYBiAyr6jr5Ac
(...)
ここ何週間かは、ハディッサ、ラマディ、ファルージャ、そしてバグダッド〜
アンマン間のハイウェイで、米軍への数え切れない攻撃が発生した。装甲車が何
台も破壊され、何十人もの米兵がアンバル州で殺された−−イラク人の目撃者と
米国防総省の双方が認めている。
アンバル州を横切って550キロに及ぶバグダッド〜アンマン間のハイウェイ
は、今やレジスタンス組織の統制下にある。それ以外のところは略奪者の格好の
標的にされる。
貿易商のハイデル・アル・ムサウィは、「もし米軍やイラク政府むけの物資を
輸入すると、ムジャヒディンがそれを取りあげて地元の市場に売り渡す」と言っ
た。「そして、地元市場むけに輸入すると、盗人(ぬすっと)たちがそれを奪う
」。
(...)