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読売【米中間選挙、民主党が上院も逆転の勢い】
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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20061108it13.htm?from=top
米中間選挙、民主党が上院も逆転の勢い
【ワシントン=五十嵐文】ブッシュ米大統領のイラク政策を最大の争点とする米中間選挙は8日朝(日本時間同日夜)までに開票がほぼ終了し、下院選では民主党が共和党の現有議席を相次ぎ奪い、過半数を獲得した。
米下院が民主党の手に渡るのは1994年以来で12年ぶり。上院選でも民主党は過半数に迫る勢いで、上下両院で多数党となる可能性が出てきた。共和党の敗北は、イラク政策をめぐるブッシュ政権への批判の反映で、大統領は今後、厳しい政権運営を迫られることになる。
2008年の大統領選で大きな影響力を持つ州知事選でも、民主党は優位に戦いを進めており、改選36州のうち20州をおさえ、全米50州のうち、少なくとも28州で知事を占めることになった。残り任期が2年となったブッシュ政権は議会対策が難しくなり、レームダック(死に体)化が進みそうだ。
CNNテレビの集計によると、下院では民主党は空席や無所属を含めた現有勢力203を大きく上回る227議席を獲得、共和党の194議席を抑え、来年1月に招集される新議会で多数党となることを確実にした。
上院選では改選33議席のうち、民主党は22議席(無所属2議席を含む)を獲得、共和党の9議席を大きく上回り、非改選議席と合わせると、49対49と大接戦になっている。民主党が過半数を獲得するには、残るバージニア、モンタナ両州で議席を獲得する必要があるが、両州とも票差が僅差(きんさ)のため、再集計となる可能性がある。
民主党は下院では、インディアナ、コネティカット、ケンタッキーなどの選挙区で新人候補が共和党の現職を破った。
混迷するイラクの現状が、ブッシュ政権への批判となって跳ね返り、インディアナ州など比較的保守層の強い地域でも、共和党の「現職離れ」の傾向につながった。
女性初の下院議長となることが確実視されているナンシー・ペロシ下院院内総務は、「民主党は米国を新しい方向に導く」と勝利宣言した。
上院選では、ペンシルベニア州で共和党上院ナンバー3のリック・サントラム上院議員が新人のボブ・ケーシー氏に敗れる波乱があった。
米議会の「共和党支配」が崩れたことで、イラクなど政策で変更を求める圧力が高まることが予想される。今回の中間選挙の結果は、2年後に迫った次期大統領選に向けた各党の戦略に影響を与えそうだ。
(2006年11月8日22時24分読売新聞)
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