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「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122
本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
=====【今号のポイント】================================
★(5日)週末の激戦でパレスチナ人３０人が死亡
★(6日)イラクのフセイン元大統領に死刑判決
★(7日)同性愛者パレードへの抗議デモが拡大
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2006年11月5日（日）
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＊ガザでは週末の戦闘で、パレスチナ人３０人が死亡。北部のベイト・
ハノンでは激戦となり、国防軍兵士も１人が重傷を負った。(P,H,Y)
＊ガザで数十人の武装勢力が国防軍に包囲されたため、テロ組織がラジ
オで女性に救援を呼びかけ。多数のパレスチナ人女性が包囲網を破っ
て突入し、人間の盾となって武装勢力を全員脱出させた。 (P,H,Y)
＊アラブ諸国のうち新たに６カ国が原子炉建設を目指していると、英誌
タイムズが報道。平和利用が目的だと各国は主張しているが、実際は
核武装を目指す動きではないかと見られている。(P,H,Y)
＊エルサレムで金曜に予定されている同性愛者のパレードに対する超正
統派の抗議行動が激化。警察はパレードの禁止を検討中。(P,Y)
＊土曜夜、テルアビブで行われたラビン首相暗殺事件の１１周年集会に
１０万人。しかし、ラビン氏の追憶というよりメレツ、労働党、カデ
ィマが互いに非難し合う政治色の強い集会となった。(P,Y)
＊イスラエルとパレスチナを訪問した米国政府のウェルチ氏とアブラム
ス氏が、国防軍によるレバノン上空の偵察飛行の中止を要請。(H)
＊エジプト警察が１４００キロのＴＮＴ火薬をシナイ半島で発見。ガザ
に密輸される予定だったと見られている。(H)
＊石油依存度の低下策を政府が検討へ。以前はエジプト、北海、メキシ
コなどから輸入していたが、現在は９０％をロシアに依存中。(P)
＊物理学者のホーキング教授が７日からイスラエルを訪問へ。同教授の
訪問は１９８８年に続いて２回目となる。(P)
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2006年11月6日（月）
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＊イラクのフセイン元大統領に死刑判決。元大統領は弁護士を通じ「米
国への復讐や、宗派抗争をやめよ」と国民に呼びかけた。(P,H,Y)
＊ガザ北部のベイト・ハノンではほぼ戦闘が終結し小康状態。先週の作
戦開始以来のパレスチナ人の死者数は４８人に達した。死者の９０％
以上は武装戦闘員と見られている。(H,Y)
＊国防軍のガザ侵攻に批判が集まる中「カッサムロケット砲の攻撃を止
めるのが目的。占領するつもりはない」とオルマート首相。(Y,P)
＊昨日もスデロット市に対するロケット砲撃は継続。市内の青空市場付
近に１発が着弾したが、幸いにも負傷者は無かった。(Y,H)
＊ファタハとハマスによる自治政府の連立政権交渉がほぼ妥結し、４８
時間以内に合意が発表されると、パレスチナ紙が報道。各派出身の技
術官僚による「テクノクラート内閣」になるもよう。(H,P,Y)
＊右派政党イスラエル我が家の入閣に抗議して、労働党のピネスパズ氏
が閣僚を辞任。後任人事はまだ決まっていない。(H)
＊ハマスを迂回してパレスチナとの和平交渉を進める方策を、リブニ外
相が検討中。ハマスの政権獲得後、交渉が中断しているため。(H)
＊２００７年の夏にシリアとヒズボラがイスラエルを総攻撃してくる可
能性が高いと、国防軍が分析。(H)
＊ハマスに誘拐されている国防軍兵士の身の安全は、ガザ侵攻作戦によ
り影響を受けることはないと国防軍関係者。しかし兵士の父親は、ガ
ザでの戦闘の早期終結を希望すると語った。(H)
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2006年11月7日（火）
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＊ガザ侵攻作戦開始からのパレスチナ人の死者数は５３人に。北部では
女性が検問所で自爆し、兵士が軽傷を負った。パレスチナ側によると、
国防軍はベイト・ハノンから撤退を開始したもよう。(Y,P,H)
＊規模を縮小し、同性愛者パレードを許可せよとマズズ検事総長。怒っ
た超正統派がエルサレムで騒乱を起こし２８人が逮捕された。(Y,H)
＊イランのアサド大統領が、イスラエルとの和平交渉が進まないなら武
力でゴラン高原を奪還するとの考えを表明。国防軍のハルツ参謀長は、
本格的に戦争に備えるべきだと語った。(Y,H)
＊自治政府の連立に関して、アッバス議長とハニエ首相がガザで２時間
にわたり会談。しかし、交渉は進展しなかったもよう。(Y,H)
＊自治政府が連立になっても、イスラエルに対する方針が変わらない限
り、援助を再開しないようにとリブニ外相が世界各国に要請。(P)
＊イスラム教シーア派の過激な指導者は、イスラム教でメシアに相当す
るマーディの来臨を信じていると専門家が警告。世界に混乱をもたら
せば、マーディが早く来るという教えが広がっているという。(Y)
＊「ハマス政権の方が、無政府状態よりはマシ」と米国のライス国務長
官。中東民主化戦略は間違っていないと語った。(Y)
＊警察が違法入植拠点の居住者に対して退去命令を発令。(H,P)
＊エチオピア系移民の献血した血液が、破棄されていたことが判明した
ため、エチオピア系移民や支援者がエルサレムで抗議デモ。エチオピ
ア系移民は様々な面で差別的な取扱いを受けている。(Y)
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［情報源略号表］
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretz.com/
7=アルツ７ http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
［転載・引用・再配布について］
教会活動等の非営利目的ならばＯＫです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
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発行：「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集：石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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